「顔(かんばせ)」の語源

「顔(かんばせ)」の語源は諸説ありますが、「顔」と「馳す・馳せる」の連用形という説が有力です。

「馳す・馳せる」は「走る」につながり、心を馳せる、馳せ参じる、のように心のはたらきが外へ出ていくニュアンスです。

5つ目の漢字は「黹」です!

「黹」を何と読みますか?

あなたが身に着けているものかも…

早速ヒントを見てみましょう!

「黹」の読み方のヒントは?

1.「黹」をひらがなにすると4文字になります。

2.クロスステッチ、ドロンワーク、ヘリンボーンステッチなどが有名です。

3.和服には、黹御召、黹家紋、黹縮緬などがあります。

4.「夜なべをして美しい黹を仕上げました」のように使います。

正解は…

正解は「ぬいとり」でした!

針で縫うこと、模様を刺繍することです。

現代は「縫い取り」と書くことが多いですね。

「黹」は、手のかかる仕事を意味する「業」の略体と、布地をあらわす「敝」の略体を組み合わせた会意文字。

音読みは「チ」、針仕事を「鍼黹(シンチ)」といいます。

訓読みは「ぬいとり」「黹う(ぬう)」、漢検1級、12画数の漢字です。

「黹」の意味

「縫い取り」と「刺繍」の違いはご存知でしょうか?生地を裏返すと、下記の違いが明白ですよ!

「縫い取り」は、生地を織る段階から横糸で模様を織り込むため、表と裏の糸が異なる形に仕上がります。

一方、「刺繍」は出来上がった生地の上に模様を縫い込むため、表と裏の糸が同じような形に仕上がります。

「黹」は一般的に、「縫い取り」と「刺繍」の両方を指す言葉です。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!