芦田といえば、子役時代から「国民の孫」として人気を集め、近年はその好感度の高さと清潔感からCMキャラクターとしての需要が高騰。今年上半期の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では契約社数14社で、川口春奈、賀来賢人に次ぐ男女総合3位となった。
出演CMは山崎製パン、味の素、サトウ食品、スズキ、エイチ・アイ・エス、SBI損害保険、ワイモバイルなど、大手ながら庶民にも親しみのある企業が目立ち、そこからも芦田のパブリックイメージが「庶民的」「親しみやすい」ものであることがわかる。そう考えると、ハイブランドとの組み合わせに違和感を抱く人がいるのは仕方ない部分もあるのかもしれない。
だが、今年6月に20歳となった芦田としては「いつまでも『かわいい愛菜ちゃん』だけではいられない」というジレンマがあるだろう。CMキャラクターとしてだけでなく、女優としても大人の顔を徐々に見せていかなければならない時期だ。
そういう意味では、ハイブランドとのコラボも「大人になった芦田愛菜」を見せていく布石といえるのかもしれないが、これが受け入れられるかどうかによって今後の世間からの支持も変わっていきそうだ。