「私たちに」かけられるお金はない、ということだろうからと、義両親のことはまったくあてにせずに生活していた遥さんたち。しかし今年、せっかくの晴れの舞台で大きなトラブルが起きてしまったと言います。

◆義母「私たちがお金を出すんだから、もっといい式場にすればよかったのに」

「結婚式を挙げずに入籍だけしたので、今年、小規模ですが、挙式と披露宴をすることにしたんです。義両親を招待すると、『私たちの交通費と滞在費は、当然あなたたちが出すのよね?』と義母は言ってきました。来ないでくださいという感じでしたが、仮にも最愛の人の両親ですし、さすがに呼ばないわけにはいかなかったんです。それが大きな間違いでした。式当日、義両親は、式なんてどうでもいいとばかりに、飲食に集中していて……挙句の果てに、義父が泥酔し、『いや~、貧乏くさいけど、いい式じゃないか!』と言い出したんです」

 失礼極まりない義父の発言ですが、義母はさらにとんでもないことを言い出したそうです。

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「『そうよね。私たちがお金を出すんだから、せっかくならもっといい式場にすれば、と言ったのにねえ。お嫁さんがこの程度の式場でいいって言うもんだから。ほんっとうにいいお嫁さんだわあ』と、大声で嫌味ったらしく言い出したんです。これは事実無根で、式は私たち夫婦の貯金だけで挙げたものです。確かに式場もプランも安めでしたが、だからこそ温かみのある式にしたかったのに、その気持ちも台無しにされ、泣きそうになりました」

 会場の雰囲気は最悪に。そこで、太一さんが今までの怒りを爆発させました。

◆温厚な夫がブチ切れ。それでも義両親は反省の色なし

「『いい加減にしろよ!! 一度だって俺たちに金を出してくれたことがあったか!? 今すぐに帰ってくれ』と、義両親にブチ切れたんです。太一は温和な性格ですから、義両親はあぜんとしていました。太一はさらに『ほら、今すぐ帰れ!!』と言って、義両親を強制的に式場から退出させたんですよ。『うちの親が、本当にすみませんでした』と、太一は私の両親と、参列者に謝罪。私にも『ごめんな、せっかくの結婚式だったのに』と言うなり、とうとう号泣してしまいました。私は、『太一のせいじゃないよ』と言うのが精一杯でした」