◆300円弁当、始めました

お弁当箱は機能重視。左上は保温ジャー、左下は食べたあと小さくたためるジャバラ式お弁当箱。右は下にご飯、上に具材を入れられる丼専用のお弁当箱。
きんのさんが、物価上昇対策と節約を兼ねて実践しているお弁当生活。弁当作りのルールは3つ。

(1)予算は300円以内

(2)調理時間は10分以内か、レンチンなどの時短メニュー

(3)お弁当用に食材を買い足さないこと

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
サラダそば弁当。丼専用お弁当箱の下に具と麺を、上につゆを入れました。
仕事場のお昼はコンビニ弁当を買わずに、この300円弁当で節約。お弁当生活に慣れてきた際、レシピがマンネリ化してしまったこともあったそうですが、スープジャーを購入したところメニューの幅が広がったんだとか。

「レンチンレシピや前日の夕食の残りを利用して作るお弁当は手軽」と話すきんのさん。あまり気負わず、ルールをクリアするゲーム感覚で楽しみながら取り組むことが、長続きする秘訣のようです。

『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』では、団地での月12万円生活の工夫などをたっぷり紹介しています。さらには、老後の不安やおひとりさまの不安を解消するためのお金の備え方や、困りごとや気持ちを整理する「じぶん会議」のやり方、介護士だからこそ分かった高齢の親との付き合い方なども収録。これからの暮らしを豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。

<構成/女子SPA!編集部>

【きんの】

1969年生まれ。49歳の時、80代の母の介護をきっかけに都内の新築で購入したマンションから築50年越えの団地に引っ越し、母の介護をしながら自身も少し早めの老い支度を開始する。2020年、51歳で開設したブログ「団地日記」で、団地の魅力や年金暮らしを想定した月12万円生活、節約アイデア、時短家事や料理、趣味のことなど、日々自分と向き合いつつ、50代の今を楽しく快適にするための工夫を発信。37歳で離婚を経験。50歳で転職を決意し介護専門学校に入学、介護福祉士の資格を取得して52歳で正社員として介護の仕事に就く。現在は、同じ団地で別居する母親の介護、更年期障害、ストレスと闘いつつも地味で豊かな50代おひとり様生活を満喫している。