7. 寒霞渓(香川)
小豆島の最高峰・星ヶ城と四方指の間にある渓谷で、群馬県の妙義山、大分県の耶馬溪と並んで”日本三大渓谷美”のひとつに数えられています。
深い渓谷のなかを進むロープウェイで頂上までのぼると、展望台があり四国の山々や壮大な瀬戸内海の絶景が広がります。紅葉スポットとして有名な寒霞渓ですが、展望台は標高612mあるため平地よりもぐっと涼しく、夏にリラックスして過ごすのにもおすすめです。
1時間ほどの登山道もあるため、行きはロープウェイ、帰りはゆっくり散策しながら下ってくるといった楽しみ方もできますよ。
8. 伊尾木洞(高知)
国道55号線から数十m入ったところにある、神秘的なスポット「伊尾木洞」。約300万年前に堆積した地層が削られてできた天然の洞窟で、洞窟をぬけると幻想的なシダの群生が400mにわたって広がっており、まるでアニメの世界にトリップしたような気分になります。
シダの群生は国の天然記念物に指定されており、一ヶ所に多くの種類(確認されているのは約40種類)が生育するのはとても珍しいのだそう。
洞内の川に沿うように遊歩道が整備されていて、奥の滝までは往復30分ほど。夏でも気温が20℃くらいとかなり涼しい環境も魅力です。
9. 雲辺寺山頂公園(香川)
四国山脈の山頂にある雲辺寺(うんぺんじ)は、四国八十八所の中で最も標高が高い所にあるお寺です。かつては難所と言われた参拝道ですが、現代は日本最大級のロープウェイが建設されており、標高約920mの山頂まで7分で到着することができます。
標高が高いので真夏でも涼しいのはもちろん、さらなる見どころも。山頂にある雲辺寺山頂公園には「天空のブランコ」があり、瀬戸内海を見下ろす絶景のなかブランコに乗ることができます。空へ海へと飛び出しそうなブランコの爽快感で、さらに涼しく過ごせるかも。
10. 中津渓谷(高知)
仁淀川水系の中津川沿いに広がる渓谷で、“仁淀ブルー”が楽しめる景勝地。約2.3kmに渡って遊歩道が整備されており、涼しい渓谷沿いを歩いて散策できます。
中津渓谷のシンボル的存在が、落差20mの「雨竜の滝」。切り立った岩肌を勢いよく水が流れる、迫力ある景観が見どころです。そのほか「紅葉滝」「竜宮淵」「石柱」などもあり、変化に富んだ景色を楽しめます。