4. 龍河洞(高知)
岩手県の龍泉洞、山口県の秋芳洞と並ぶ日本三大鍾乳洞のひとつで、国の天然記念物および史跡に指定されています。全長は4kmで、そのうち1kmを観光用に公開。洞内は年間を通して16℃前後に保たれており、真夏にはかなりの涼スポットです。
通常の観光コースでは、1億7500万年もの時間が作ったさまざまな形の鍾乳石を見学できます。また、弥生時代の生活跡や鍾乳洞と一体化した土器などの見どころも。
このほか事前予約が必要な冒険コースもあり、こちらはナビゲーターとともに、まっくらな洞窟をヘッドライトの灯りをたよりに進みます。所要時間90分ほどで、距離にして約200mですが、ほかではできない冒険が楽しめますよ。
5. 不動の滝カントリーパーク(香川)
七宝連山から流れる不動の滝を中心に整備された都市公園。不動の滝はパワースポットとして人気で、滝の近くまで歩いていくことができ、滝しぶきをたっぷりと浴びることができる涼スポットです。高さ50mの大絶壁を水が流れ落ちる様子は迫力満点!
弘法大師が修行の際、この岩に不動の像を刻んだことから「不動の滝」と呼ばれているそうです。園内にはそのほか、芝生広場や子供広場、パットゴルフなどがあります。
6. 祖谷渓(徳島)
全長約10kmに及ぶ、徳島県三好市にある渓谷。場所によっては100m以上もの高低差があると言われる、深いV字谷の渓谷です。四国山地の深い山中に位置しているため、まるで断崖絶壁のような急傾斜になっているのも特徴。川沿いに連なる山々は、水面ギリギリのところまで緑の木々が生い茂っており、祖谷渓独特の風景を特徴づけています。
祖谷渓といえば有名なのが「祖谷のかずら橋」。その昔、平家の落人が追っ手から逃れるため、橋を切り落とせるように高山に自生する野生のシラクチカズラで作ったと伝えられる橋で、国指定重要有形民俗文化財に登録されています。
歩くたびにユラユラと揺れますが、清流に架けられている橋のため夏場は涼しく、下の川原に降りることもできるので川に足を浸してみるのも良いですね。
さらなる見どころは、かずら橋を渡った先にある「琵琶の滝」。落差50メートルを流れ落ちる滝で、かつて平家の落人が都をしのんで琵琶を奏でた場所と伝えられています。水しぶきに迫力があり、リフレッシュできる涼スポットです。