仁淀ブルーを堪能できる人気スポット「安居渓谷」や、日本三大鍾乳洞のひとつである「龍河洞」、かずら橋や滝など見どころも多い「祖谷渓」など、暑い日に避暑に訪れたい、四国の夏でも涼しい場所をご紹介します。
1. 安居渓谷(高知)
高知県のほぼ中心を流れる仁淀川は水質が良いことで知られ、川があまりに青く美しいことから「仁淀ブルー」と呼ばれています。その仁淀ブルーを堪能できる人気スポットのひとつが安居渓谷です。
安居川沿いにつづく約10kmの渓谷で、川沿いに遊歩道があり散策が可能。水温が低いこともあり周囲も冷んやりしていて、特に渓谷のシンボルとなっている落差40mの飛龍の滝付近は、滝しぶきもあってかなりの涼スポットとなっています。
また、渓谷内で最も綺麗なブルーが見られるのが「水晶淵」。底が見えるほどの透明度とエメラルドグリーンの水は本当に美しく、高知の自然の豊かさを感じることができます。冷たい川に足を入れて、ひと休みするのも良いですね。
2. アメガエリの滝(高知)
アメガエリの滝は、吉野川支流の瀬戸川渓谷にあります。“アメゴが登りきれずに引き返す”滝、と言うことで、アメガエリの滝と呼ばれる様になったそう。アメゴは地方で呼ばれる名で、アマゴの事です。
山道を進んで行くと、小さな看板が現れ、直ぐ脇にある小道を河へ下ると滝が見えてきます。大きな岩が2枚重なったような横長の滝は、ゴウゴウと大きな音をたて、美しいエメラルドグリーンの滝壺へ。水は冷たく、澄んでいてとても美しいです。
高さはありませんが、横に広いため迫力満点!夏場は手足を付けて、涼んでみるのもおすすめですよ。
3. 石鎚山(愛媛)
近畿以西では最高峰である標高1,982mの石鎚山。標高455mの山麓下谷駅から、標高1,300mの山頂成就駅までをロープウェイで結んでおり、ロープウェイから大パノラマの山々を鑑賞できます。本格的な登山なしに、山頂まで行くことができるのも嬉しいポイント。
山頂は平地との温度差は5〜10℃ほどあり、別世界のような涼しさ。ロープウェイ下車後にリフトに乗り継ぎ、下車後に約10分ほど歩くと、石鎚山の中腹1,450mに鎮座する「石鎚神社 中宮 成就社」があり、お参りもできます。