11. 大歩危・小歩危(徳島)

photo by てらみさん

吉野川の激流が2億年の時をかけてつくりだした、約8㎞にわたる渓谷で、大歩危の下流約3kmが小歩危と呼ばれています。「大股で歩いても小股で歩いても危ない」という意味から名付けられたと言われるほど、ダイナミックな断崖絶壁が続く渓谷です。大歩危は平成26年に国の天然記念物に、平成27年には国の名勝に指定されました。

涼みながら観光をするなら、レストラン「大歩危峡まんなか」から出航している遊覧船がおすすめ。船頭さんのガイドを聞きつつ、奇岩や巨石を眺めながら約30分ほどかけて船下りを満喫できます。

photo by ticktackさん

さらに日本一の激流と呼ばれる大歩危小歩危は、世界有数の「ラフティング」の名所でもあります。ダイナミックな絶景の中をゴムボートで進み、水しぶきを浴びるスリル満点の涼体験もできますよ。

12. 滑床渓谷(愛媛)

足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園の一角にある大渓谷。千畳敷や出合滑と呼ばれる大きな岩肌を清流が流れる美しい光景を見ることができます。特に一枚岩の斜面を流れる「雪輪の滝」は、その美しさから「日本の滝100選」にも選定されるほど。周囲には遊歩道が整備されているので、涼しく爽やかな空気の中でたっぷり自然散策を楽しんでみて。

13. 四国カルスト 天狗高原(高知)

photo by hiroshiさん

“日本三大カルスト”の一つに数えられる「四国カルスト」。カルスト地形とは、主に石灰石で造られた大地が、水(雨水や地下水)に侵食されてできた特異な台地のことです。高知県と愛媛県の県境には、約25kmに渡って続く「四国カルスト縦断線」が通っており、ドライブスポットとしても人気です。

この四国カルストは、標高1,485mの「天狗の森」を頂として緩やかに起伏した高原になっていて、高原の清涼な空気と広大な絶景が楽しめます。周囲には遊歩道が整備されていて、散策をしたりキャンプをしたりと、涼しい中でゆっくりと遊べますよ。