9.安国論寺
四季折々の花が美しい安国論寺は、日蓮聖人が鎌倉で最初に草庵をむすんだとされる場所。日蓮聖人が『立正安国論』を起草した御法窟の前には御小庵があり、ここに日蓮聖人の姿を刻んだ像が祀られています。
境内の裏山にある富士見台は、隠れた絶景スポット。ここからは鎌倉の町や由比ヶ浜をのぞみ、晴れた日には富士山も見渡せます。そのほか境内には市の天然記念物に指定されている妙法桜やカイドウ、そして樹齢350年と言われるサザンカがあり、こちらも見どころです。
10.グラスビーズ工房 ぐりぐら
古来から日本のアクセサリーとして親しまれていたガラス製のビーズ「とんぼ玉」を制作できる工房です。店主さんがレクチャーして下さり、ひとり2個作成します。色合いやデザインはサンプルを見て決めることができるので、センスがないと心配な方でも安心です。
できあがったとんぼ玉は、根付のストラップにしたり、ピアスやネックレスにすることができます(基本的にはとんぼ玉作成後の加工はご自身ですることになります)。
11.日比谷花壇大船フラワーセンター
総面積63,900平方メートルの植物園で、1967年(昭和42年)に神奈川県農業試験場の跡地に開設されました。その農業試験場で栽培されていた早咲きのタマナワザクラやしゃくやく、ばら、はなしょうぶ、さるすべりなど、季節ごとに約3,000種類の植物を楽しめます。
おすすめは、天候に左右されない温室「グリーンハウス」。ハイビスカスやブーゲンビリア、パパイヤの木など南国を感じる植物が育てられています。温室内にある池にはピンクや紫、白色など色とりどりのスイレンが咲いており、こちらも人気です。
12.北条小町邸跡
鶴岡八幡宮から延びる若宮大路沿いにある「M`sArk KAMAKURA(エムズアークカマクラ)」というビルの1Fにはなんと、鎌倉時代の屋敷跡が一部そのまま残されています。
ビルの奥は一部床がガラス張りになっており、その足下に保存されているのは「北条小町邸跡」の発掘現場。鎌倉北条氏の本家筋の屋敷跡といわれているそうです。ガラスの下には「芥穴(ごみあな)」と呼ばれる生活ごみなどが発見された穴や、住居の柱の穴とされる「柱穴」が発掘されたときのままの状態で残され、当時の生活を垣間見ることができます。