5.東勝寺橋
鶴岡八幡宮からほど近く、東勝寺跡へ向かう途中の滑川にかかる橋。大正13年に建造されたアーチ橋で、大正期につくられた橋としては鎌倉に唯一現存しているものです。緑豊かな周囲の景観とよく調和しており、鎌倉市の景観重要建築物等に指定。穴場の写真撮影スポットとしても人気をあつめています。
6.旧華頂宮邸
昭和4年(1929年)に華頂博信侯爵邸として建てられた洋館で、国の登録有形文化財に指定されています。ドラマや映画のロケ地として利用されることも多い立派な洋館です。
洋館内の公開は春と秋の年に2回、計4日間ですが、敷地内のフランス式庭園は、月曜日と火曜日をのぞき一般公開しているので、近くを訪れた際には足を運んでみてくださいね。
7.英勝寺
寛永13年(1636年)に創建された、鎌倉に唯一残る尼寺です。創建当時の建物が多く残っており、仏殿や唐門、山門、鐘楼、祠堂が国の重要文化財に指定されています。英勝寺の鐘楼は、袴腰鐘楼という珍しい様式のもので、これは格式の高い寺院にのみ設置されるもの。書院の脇には竹林があり、それほど広くはないものの、凛とした空気がただよっています。
8.神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
2016年3月に閉鎖した旧鎌倉館から北鎌倉方向に約350メートル、常設展示スペースの確保と収蔵スペース拡充を目的に、1984年に建てられたのが「鎌倉別館」です。建物の設計は大高正人建築設計事務所が担当し、軽快な印象を持つ旧鎌倉館に対して、こちらの別館は重厚感漂う素材とデザインが特徴的となっています。
敷地内にある庭園には、鎌倉別館の主なコレクションの一つである現代彫刻が野外展示されていて、緑溢れる環境の中で美しい調和を生み出しています。また彫刻庭園に面したテラスにはカフェスペースも設けられており、自然環境に溶け込む彫刻作品を目にしながらカフェタイムを楽しむこともできます。