風情を感じながら静かに過ごせる「海蔵寺」や、写真映えも抜群な「一条恵観山荘」、とんぼ玉の製作体験ができる「グラスビーズ工房 ぐりぐら」など、知る人ぞ知る、鎌倉の穴場観光スポットをご紹介します。
1.北鎌倉古民家ミュージアム
築100年以上の古民家を移築し利用した北鎌倉古民家ミュージアム。北鎌倉駅から歩いて2、3分の好立地にあります。昔ながらの木造家屋には風情やあたたかみを感じ、この建物を見るだけでも価値のある穴場スポットです。
館内では多岐ジャンルにわたって企画展を実施。とくに毎年恒例となっている初夏のあじさい展や、2月から4月はじめにかけての雛人形展が人気を集めています。
2.海蔵寺
鎌倉と北鎌倉の中間にある海蔵寺。境内の赤い和傘に風情を感じる、小さなお寺です。鎌倉に観光客が多く押し寄せるアジサイの季節などでも人が少なく、しっとりと鑑賞できます。
小さなお寺ながら、アジサイをはじめ、カイドウやキキョウ、ハギ、ノウゼンカツラ、ヤマブキと、境内では四季折々の花を楽しめ、「花の寺」として親しまれています。
3.葉祥明美術館
ほっこりした色づかいで描かれるメルヘンな世界が人気の絵本作家・葉祥明さんの個人美術館です。
葉祥明さんはイタリア・ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞の経歴の持ち主。緑にかこまれたレンガ造りの建物は、まるでヨーロッパの邸宅のようで、建物自体から葉祥明さんの世界感が伝わってきます。館内では絵本の原画や水彩画などを約80点展示しています。
4.一条恵観山荘
鎌倉の「桂離宮」とも言われる「一条恵観山荘」。江戸時代初期の皇族の別荘だったもので、1646年頃建立されました。もとは京都西賀茂にありましたが、昭和初期に鎌倉へと移築。当時の朝廷文化を今に伝える貴重な建物として、1964年には国の重要文化財に指定されました。
ここでは四季のうつろいを感じることができる庭園も魅力のひとつ。季節ごとの花手水も可愛らしく、女性に人気を集めています。また「かふぇ楊梅亭」を併設しており、滑川を眺めながらお抹茶やスイーツをいただくことができます。