◆内面をも変える、整形の力

ぎょうざのりさ
――整形後に内面的に変化したことがあれば教えてください。

「田舎に家が建つぐらいお金をかけたので、他人から何言われても動じないようになりました。「いや、こんだけお金かけてるねんからブスなわけないやん」って。自己肯定感がすごく上がりました。

あと女の子って自己肯定感が低い子が多いと思うんですけど、それって自分に自信が無いからだと思うんですね。私は可愛くなったことも事実だけど、それだけわかりやすくお金をかけているから、ちょっとでも他の男の人が舐めたことを言ってきたら「じゃあもういいよって」なるし、男の人に適当な扱いをされていい訳ないって考えられるようになりましたね」

――整形して良かったことはありますか?

「コンプレックスがなくなったことで、外見以外のことに集中できるようになったことです。無意識に人と比べる時間や、無駄に悩むことがなくなりました。前は街で顔が小さい人を見ると「もっと顔が小さければな」と思っていたことも合ったんですが、今は額縮小と輪郭三点をやって上からも下からも顔を小さくしたので、これ以上顔は小さくならないし、「やることやったし」って思えます。

やることやる前だったら「私も整形したら、あんな風になれるのかな」とか希望をもって色々調べたり考えたりすると思うんですけど、実際に整形したことによってそういう時間がなくなって、“私の限界はこれだ”と分かったので」

――なりたい顔はありつつも、冷静に自分の顔を俯瞰して見ているんですね。

「やっぱり、別人にはなれないし、自分の元々のポテンシャルもあるから、現実はちゃんと見る。美容院で可愛いこの写真をもって行って同じ髪型にしてもらっても、別にその子になれる訳ではないですし。自分の限界を知ることは大事だなって思います」

――美容整形を受ける前の自分や、これから美容整形を受ける人に伝えたいことはありますか?

「今が一番若いから悩んでるなら早くやった方がいいなと思います。私も最初は骨を切ることまでは大掛かりな施術なので考えていなかったんですが、思っていたよりダウンタイムもしんどくなかったので、もっと早くやっておけば良かったなって。

注意面で言えば、肌管理一つでも、失敗とかもあるので、そういうのも慎重になった方がいいし、たかが肌管理とか思わない方がいいです。病院選びも、症例を加工している場合も多いので、症例写真は私はあんまり見ないで、口コミを重視してるんです。整形に詳しいインフルエンサーで、PRなどでは無く、本当に信頼できる人を見つけたりするのがいいと思います」

ぎょうざのりさ
――SNSで整形前後の自分について発信する理由を教えてください。

「容姿で悩む女の子が1人でも減ってほしいし、悪徳美容外科に行って失敗してほしくないからですね。私ってめっちゃスタイルがいいとか、めっちゃ可愛いとか、じゃないんですけど、お金をかければ可愛くなれるし、こんなに自然に整形もできるんだよって伝えたい。参考にしてもらいやすいかなって思います」

――今後も整形は続けますか?

「今が一番可愛いと思えるので、完成ですね。パーツはもう整形するところがないというか、これ以上やると派手な顔になってしまうので、形を変える施術はもうしないです。永遠の28歳に見えるように老けないようにしたいので、メンテナンスとしてアンチエイジング系の整形は続けます。若過ぎようとは思わないので、今をキープしたいなって」

――最後に今後の展望はありますか?

「病院選びを失敗する女の子が本当に減って欲しいなと思っているので、色々なクリニックのカウセリングが受けられるイベントを企画したいですね。悪徳クリニックとかに行く子を少しでも減らしたいな、どうしたらそこに行かなくなるんだろう? って考えた時に、調べ方が分からないのかなと思ったので、そういった美容のイベントとかを開催して、きちんと実際に整形をした自分が情報を伝えたいなと。

7月に美容のイベントを開催するんですが、そのイベントでは私が普段使っていたり、SNSでバズったり色々なコスメやスキンケアを実際に試せるイベントなんですね。なので、そういうイベントに参加する子って美容医療に関心が高い子が多いと思うので、そういうイベントと合体させて、今後例えば皮膚科のカウセリングを受けられたりできればいいなって思ってます」

<文・取材・写真/瑞姫>

【瑞姫】

1994年生まれ。奈良県出身。エンタメメディアでの芸能ライターとしての経験を経て、フリーランスのライターに。主にエンタメ・トレンド系の取材・インタビューを中心に、恋愛コラムの執筆を行っている。フォロワー数4.5万人のTwitterでは恋愛・美容系について発信する、インフルエンサーとしても活動中。漫画と散歩と猫が好き。

Twitter:@mizuki32k