道具別の前髪を流す・巻き方【コテ編】
続いてふんわり可愛い前髪の作り方に移っていきましょう。前髪のヘアスタイルを作ったことがある人はご存じの通り、前髪カールやアレンジは少しコツがいりますよね。どういったアイテムを使えば上手な前髪の作り方ができるのか分からないといった人もいますが、あまり前髪をいじったことがないという人はまず巻くことに長けているコテを使ってみましょう。使用するコテは19mm~26mm程度を目安にします。
このコテの大きさが細すぎると前髪に強く力がかかり、違和感のある変な前髪になってしまいます。大きすぎるコテでは前髪を巻きづらいといった不都合が起きるのでこの大きさのコテを選ぶとやりやすいですよ。
コテを使ったキュートな前髪の作り方は、まず前髪を綺麗にブラッシングしてから根元の毛束までしっかりと固定して熱を入れます。あまり長い時間巻き続けていると後で修正がきかなくなるので数秒経ったら一旦離して鏡で確認し、まだカールが弱いようであれば再度コテで固定しながら巻いていきます。
また、中央に集まるような上記のふんわりカールよりも横に流したカールの方が好みの人は前髪の巻く位置を中央に集めるのではなく、流したい方向に向かって斜めにコテを入れてみましょう。
また、短い前髪の人はコテが相当熱くなっているので皮膚に当たらないように十分注意しながら行ってください。前髪が短いとコテでふんわりカールを作るのは難しいですが、作り方の基本は「巻く」ことなので火傷しないように力を抜いて優しいカールを入れてあげるようにしましょう。
それでもふんわりカールの作り方が難しいと感じたら、いっぺんにたくさんの毛束をカールさせるのではなく、小分けにした毛束を一つずつ巻いていく作り方でも上手にできます。
道具別の前髪を流す・巻き方【アイロン編】
主にうねってクセが付いた毛髪をストレートにする機能に長けるストレートアイロン。ふんわり前髪はこのアイロンでも作ることが可能です。コテは初めから丸みがあるので巻くのも比較的簡単ですが、アイロンは少しコツが必要になるので注意しながら進めていきましょう。
アイロンを使ったふんわり前髪の作り方はカールさせたい前髪の部分のみにアイロンを当て、ゆっくりと流したい方向に向けて手首を内側にひねりながら作っていきます。
アイロンは同時方向に向いているヘアアイテムなので、ふんわり前髪を作る際は絶対に強い力で過度な方向の流しは避けてください。アイロンは流す方向に向けてそのままの形で残ってしまうため、強い力で当てていると直しが難しい仕上がりになってしまいます。
また、伸ばしかけの前髪を全て一つにまとめてアイロンをかけると熱が当てられていない箇所が出てくるので、正面から見て前髪を横に何等分かしてピンなどで留めながら少しずつ進めていくとやりやすいです。ヘアアイロンは伸ばしかけ前髪を簡単にアレンジできる反面、一度クセ付いてしまうと修正が大変なので弱い熱に設定して行うことも忘れずにしましょう。
道具別の前髪を流す・巻き方【ドライヤー編】
髪を乾かす用途の他にも、自然な熱で髪を形作るドライヤーでもふんわり前髪を作ることができます。ドライヤーとクシを使って毎朝ヘアスタイルを作っているという人も多いのではないでしょうか。ドライヤーは直接熱を与えるコテやアイロンよりも髪に優しいヘアアイテムになります。
前髪をセットするときのドライヤーは髪を乾かす際の強風ではなく、セット用の中風程度からふんわり前髪の作り方を始めていきます。髪から10cm程度離して使うと髪に受けるダメージも抑えられるので、大きく毛束をまとめることができるブラシでカールさせたい髪を取り、流したい方向に向かってドライヤーをかけていきます。
このとき、根元までしっかりドライヤーの風が当たっていないと根元の部分のみ浮いて変に見えるのでブラシを前髪の根元まで入れ込んでからドライヤーの熱を与えていきましょう。理想のクセが付いたらすぐに冷風を当ててあげることでしっかりとそのクセを定着させることができます。また、ドライヤーセットで使用するブラシは難しいという人はクルクルドライヤーと呼ばれるものを使ったり、髪をとぐ部分が丸い形状になっているものを使ってもOKです。
道具別の前髪を流す・巻き方【カーラー編】
前髪ふんわりカールと聞いてまず初めにイメージしたのはカーラーだという人も多いことでしょう。巻くことに優れたカーラーはコテやアイロンのように直に熱を与えることがないのでカールを初めて作るという人におすすめです。カーラーを使ったふんわり前髪の作り方のコツは、ただ前髪をしっかり巻き込めるかどうかだけです。
今は100円均一にも前髪カーラーが販売しています。マジックカーラーなどであればピンで留める必要もありません。カーラーは使い始めの慣れない時期だと髪を巻き込むのが難しいですが、前髪を一つにまとめて少し強い力で巻けばカーラーに上手に巻くことができます。
夜寝るときにカーラーを巻いてクセ付けするという人が多いですが、時間がないときや、よりカールを長持ちさせたい場合はカーラーで前髪を巻いてからドライヤーの風を少し当てると短時間でふんわりカールが手に入ります。その後はドライヤーの手順と同様に冷風を当ててクセ付けを行ってください。
前髪を流す・上手な巻き方にするためには乾いた髪で!
可愛くふんわりとした前髪カールは作り方ばかりに集中してしまいがちですが、最も大切なことは、どの道具を使う前にも必ず乾いた髪で行うようにしましょう。少しぐらい濡れた髪でも…と思ってしまいますが、濡れた髪にヘアアイロンやコテなどの直接熱が加わる道具はダイレクトに髪のダメージに直結します。ドライヤーで前髪カールを作る際にも濡れた髪のままではいくらブラシでカールの道筋を作っても上手な作り方には繋がりません。
ドライヤーも初めはある程度湿った状態の髪になるまで乾かす必要があるのでドライヤーを使わないアイテムを使用する場合は特に乾いた髪であるかをまず最初に確認しましょう。濡れた髪はカールが上手な作り方ができないばかりか、クセが付いてもすぐに取れてしまうので上手なカールの作り方を実践したい場合は乾いた髪で行うのが一番です。
前髪を流す・上手な巻き方にするためには鏡を活用
前髪カールがふんわりできた!と思っていても、実は第三者からの目線では笑われてしまう対象になっているかもしれません。街中で前髪が異常にこんもりとした人を見たことがある人も多いでしょう。ふんわりを意識しすぎてカールを大きく作ると、時としてあなたの前髪に合わない不自然な前髪になっている可能性があります。
そういったボリュームがありすぎな前髪は鏡から横を向いて確認してみると判断ができるので、仕上がりの後にはカールの出来と共に確認してみると安心できます。ボリュームのあるカールは細いコテを使っていたり、短い前髪の人に多いのでそんなところも気を付けながら行っていきましょう。