ギグ・エコノミーは副業の時代にフィットした働き方
働き方改革が推進されている現代では、大企業による副業の解禁も増加の傾向です。人生100年時代を迎えつつある今、定年退職という発想より長期的に働くことを視野に入れることも大切になってきています。そのため、キャリアを磨いたり人生設計を考えたりするうえでは、1社に限定してしまうと思うようなキャリア形成につながらないかもしれません。
そのような時代に入ったことで、ギグ・エコノミーといった働き方が台頭してきているのではないでしょうか。「スキルを磨く」「経験値を上げる」「収入を得られる」といった魅力があるため、メリットと感じられる部分が多いと言えるでしょう。
働く側と依頼する側の双方に、なかなかメリットがあるギグ・エコノミー的な働き方は、今後ますます広まっていく可能性があります。
求められるセールス力とは?
ギグ・エコノミー的な働き方で収入を増加・安定させるためには、「継続的に仕事が依頼される」「取引先から新たな仕事の紹介をもらう」といったことが必要になってきます。そのためには「他者よりも自分はここが優れている」「こうしたことが得意」といった自分をアピールする力、いわゆる「セールス力」も培っていきたいところです。
では、ギグ・エコノミーで収入を増加・安定させるには、具体的にどういったセールス力があるとよいのでしょうか。「ポートフォリオを作る」「誠実に仕事をする」といった2つの観点から解説します。
1 ポートフォリオを作っておく
特にクリエイティブ系や技術系の仕事をする際に言えることですが、ポートフォリオを用意しておきましょう。今後、オンラインでのやり取りがますます増えることが予想されるため、「自分がどのようなキャリアを積んできて、どのようなスキルや強みを持っているのか」についてクライアントへ手短に伝えることが必要です。
例えば職種によって以下のようなものを提示できるように、テキストデータとしてまとめておきましょう。
- ライターの場合:今まで執筆した記事の一覧
- プログラマーの場合:作ったアプリや携わったプロジェクトなどの一覧
画像などが掲載できるとよりアピールしやすいでしょう。フリーランスで働く人の場合、一定のポートフォリオの作成を行っている人のほうが、受注件数としては多くなる傾向にあるようです。
また自分の経歴や強みといったことも書き出しておくと、いいアピールになります。ただ実力が伴わないにもかかわらず、仕事欲しさからスキルや経験を大きく誇張するのはNGです。
仕事を請け負ったものの、力不足からうまくできずクライアントに不満が残ってしまうようでは、継続的に依頼される可能性は低くなってしまうでしょう。
2 誠実に仕事をする
当然のことですが「どうせ単発の仕事だから」「しょせんは副業だから」といって手を抜いてはいけません。いいかげんな気持ちで仕事を行えば仕事にアラが出るだけでなく、結果的に自分のスキルや経験を上げることにもつながらないでしょう。
本業同様、誠実かつ真剣に仕事として対応することで能力が向上し、クライアントからの評価も徐々に上がっていくことが期待できます。
例えば「締め切りの期日を厳守する」「メールなどで連絡が来た場合、なるべく早く返事を書く」などもクライアントからの評価を上げるためには重要です。誠実に仕事を積み重ねていくことで評価も積み重なっていき、それが結果的に「信頼」という何よりも大きなセールスポイントになります。
キャリアアップのためギグ・エコノミーを取り入れよう!
終身雇用や年功序列といった、昭和時代の日本の働き方は終わろうとしています。働き方改革のスタンダードとしてダブルワークが一般的になってくる時代はもう目の前まで来ているのです。
現在勤務している会社が副業を解禁している場合は、一度「ギグ・エコノミー」の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ギグ・エコノミーを上手に利用すれば、将来的にさまざまなスキルや経験値アップも期待できますよ!
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