新型コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの企業が在宅で仕事を行うテレワークを実施しています。そのため「会社員は通勤して働くのが当たり前」といった従来の価値観が崩れ、新しい働き方として多くの企業がテレワーク導入へ舵を切っている状態です。このようにコロナ禍によって働き方が大きく変わろうとしています。そこで注目したいのが「ギグ・エコノミー」というワードです。一体ギグ・エコノミーとはどういったことを指すのでしょうか。今回はギグ・エコノミーの概要や必要とされるセールス力について一緒に見ていきましょう。

ギグ・エコノミー(Gig Economy)とは?

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「ギグ・エコノミー(Gig Economy)」とは、インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方のこと。「ギグ(Gig)」とは、英語のスラング(俗語)かつ音楽業界で活躍するアーティストなどが行う「その場限りの単発ライブ」を指す言葉です。「エコノミー(Economy)」は、直訳すれば経済になります。

これらが合わさり「ギグ・エコノミー」と呼ぶようになりました。ギグ・エコノミーによって成り立っている企業が今、世界的に急成長を遂げています。

ギグ・エコノミーで成り立つ世界的企業「ウーバー(Uber)」

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コロナ禍において、飲食店の料理を出前で頼むデリバリーサービスを利用する人が増えました。大きなリュックを背負った人が、自転車で走っている姿を目にしたことがある人も多いかもしれません。

リュックの多くに「ウーバーイーツ(Uber Eats)」のロゴが記載されていたのではないでしょうか。この「ウーバー(Uber)」こそギグ・エコノミーによって急成長を遂げた世界的企業の一つです。

ウーバーは2009年3月にサンフランシスコでサービスをスタート。2010年7月にスマートフォンアプリを使ってのタクシーに代わる配車サービスを、サンフランシスコ全域で開始しました。この事業によってウーバーは急成長し、2012年に世界進出を果たします。

2015年4月にアメリカで料理の宅配サービスを始め、2016年12月には世界500の都市でさまざまなサービスを展開するほどに成長。2017年5月に配車サービスが累計50億回を突破するなど、世界中の多くの都市でウーバーのサービスが利用されています。

ウーバーイーツの仕組み

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日本ではなじみ深い料理の宅配サービス「ウーバーイーツ」を例に、ウーバーが展開するギグ・エコノミーの仕組みを説明していきます。

ウーバーイーツで自転車や原付バイクを利用し配送しているドライバーは、ウーバーの社員ではありません。彼らは「配達パートナー」と呼ばれるウーバーと契約した個人事業主となります。

自分の都合のいい時間に働きたいだけ働くことができ「週末だけ」「スキマ時間だけ」といった働き方が可能です。働いた分のお給料は週単位で支払われるので「お小遣いを稼ぎたい」「お金に困っているので早くお金が欲しい」といった人にはとてもいい仕組みだと言えるでしょう。

ウーバー側にしても、正社員を雇用するより残業代や福利厚生が抑えられるので、サービスの拡充に注力することができます。ただし配達パートナーは、福利厚生が整ってないことから個人事業主とはいえアルバイトと変わらない待遇です。

しかし働き方が大きく変化している現代においては、「働く時間と量を自分で決められる」というメリットが魅力となっているようです。

日本発!注目のギグ・エコノミーサービス

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日本国内に目を向ければ、単発で行う副業的な働き方で収入を得るサービスとして、株式会社ココドルが展開する「#Me(ハッシュミー)」が注目を浴びています。

復業マッチングサービスと銘打つハッシュミーは、LINEの友達追加をするだけで登録が可能です。LINEから配信される仕事に応募するか、自らサイト内に掲載されている仕事から探して応募します。

クライアントと案件の詳細や活動実績の詳細のやり取りを行い、双方が合意したらマッチングが成立。これらの手続きはすべてLINEで行います。仕事内容は記者・編集者やプログラマー、オンラインによるトレーニングの先生、なかには会社のCOOなど多岐にわたります。