8.【山形】弥陀ヶ原湿原
月山の八合目に位置する湿原・弥陀ヶ原(みだがはら)。標高1,400m付近にあり、湿原を彩る大小様々な池・池塘(ちとう)が見られることでも有名です。6~7月には、100種類以上もの可憐な高山植物が咲き、その美しい光景が評判となっています。
気軽に散策できるのが、弥陀ヶ原湿原に整備された木道を一周するコース。月山八合目の駐車場からスタートし、途中、中ノ宮・御田原(みだはら)神社を参拝しながら湿原を一周します。時間にして1時間ほど。ほとんどなだらかなコースなので、小さなお子様でも無理なく楽しめます。
ただし岩場もあるので、スニーカーやトレッキングシューズなどがおすすめですし、天気が変わりやすいので雨具の準備もお忘れなく。
9.【福井】平泉寺白山神社
古くから信仰の対象であった霊峰白山(標高2,702m)の越前側の拠点として、717年(養老元年)に僧泰澄(たいちょう)によって開かれました。現在は「国史跡白山平泉寺旧境内」として指定されていて、現在の参道脇には、500年ほど前に作られた石畳道の旧参道も約1kmほどにわたり残されています。
境内に一歩足を踏み入れると、そこには美しい緑色をした苔がむす、神秘的な世界が広がります。とくに6月は苔が成長する時期となっているため、絨毯を敷き詰めたようなふかふかの美しい苔を見ることができますよ。
10.【静岡】下田公園
下田の街や港を見下ろせる小高い丘にあり、敷地は約10万平方メートルという広大な公園です。桜やつつじ、椿など四季折々の花が楽しめますが、アジサイが見られる穴場スポットでもあります。様々な品種が植えられていて、5月下旬から徐々に咲き始め、7月上旬まで鑑賞することができます。
下田公園はその昔、北条氏の鵜島城があったことから”城山公園”ともよばれ、園内では天守台跡、空掘が当時の面影を残しています。アジサイとあわせて、城跡の散策も楽しんでみてくださいね。
11.【京都】柳谷観音(楊谷寺)
長岡京にある「柳谷観音」は、眼病平癒の祈願所として平安時代より多くの人々に信仰されてきたお寺。境内には空海(弘法大師)が祈祷したという霊水「独鈷水(おこうずい)」があり、眼病に効くことで知られています。
あじさいの穴場の名所としても知られており、例年6月上旬〜7月上旬にかけて約5,000株のあじさいを楽しむことができます。中でも、あじさいの花が浮かべられた花手水が人気!また、本堂と書院までの間には京都府指定名勝の庭園「浄土苑」があり、そちらも見所です。