高山植物を鑑賞しながらトレッキングできる「礼文島」や、アジサイの隠れた名所である「善峯寺」、ニッコウキスゲの群落が見事な「霧降高原」など、6月の国内旅行におすすめの穴場旅行先をご紹介します。

1.【北海道】礼文島

北海道・稚内市の西側に浮かぶ島「礼文島」。有人島としては日本の最北端に位置する、南北に29kmの縦長の島です。

北海道は観光地が多いですが、礼文島は高山植物が鑑賞できる花の島としても知られているので、初夏に訪れるのにぴったり。島内には数多くのトレッキングコースもあり、6~7月の花が最も見頃を迎えるシーズンには、礼文固有の花を探しながらハイキングを楽しめます。

礼文島へは、日本最北端の駅である稚内駅から徒歩15分ほどのところにある、ハートランドフェリー稚内ターミナルからフェリーに乗って、約120分でアクセスできます。レンタカーを活用すれば、3~4時間ほどで島内観光が可能。香深港周辺にはレンタカー屋が複数ありますが、繁忙期は早々に満車になるため、事前の予約をおすすめします。

2.【京都】善峯寺

桜と紅葉の名所として知られる善峯寺(よしみねでら)ですが、じつはアジサイも素晴らしく、6月に訪れるのにおすすめの穴場観光スポット。

photo by 旅するおじさんさん

境内にあるおよそ3,000坪の「白山あじさい苑」には約8,000株のアジサイが植えられており、山肌一面を覆い尽くすアジサイの散歩道を登っていけば、見晴らしのいい高台から京都市街を一望する景色も楽しめます。見頃は6月中旬〜7月上旬ごろ。

3.【栃木】霧降高原

霧降高原のニッコウキスゲ

赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる標高約1,200mの高原地帯。高山植物の宝庫となっている穴場スポットで、4月〜6月にかけて100種類を越す花を楽しむことができます。とくに6月中旬〜7月下旬にかけて咲く約26万株のニッコウキスゲの群落が有名で、辺り一面が黄色く染まる風景は見事!

群生地のキスゲ平にはハイキングコースが整備されており、「高原の花観察コース」や「天空回廊往復コース」などで気軽に散策が楽しめるのも嬉しいポイント。またキャンプ場やゴルフ場なども整備されていて、高原リゾートとしてもおすすめです。