いくらの投資で株主優待がもらえるの?

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2018年5月25日の株価(終値)は2173円です。株主優待の対象は保有株数100株以上からですから、最低投資金額21万7300円でオーナーズカードがもらえることになります。

では、この株価は妥当なのでしょうか。

株価が業績に対して割安か割高かを判断する指標に「PER(株価収益率)」というものがあります。業種やその時の株式市場の状況にもよりますが、だいたい15倍くらいが標準といわれています。イオン <8267> は、このPERが約52.12倍(2018年5月25日現在)というバブルなみの割高さなのです。

株価が割高ということは、言い換えれば株主から支持されている、期待が大きいということでもあります。

100株株主となるためには20万円を超える額が必要ですが、イオンをよく利用する人ならキャッシュバックで投資額の一部は回収できるでしょう。そう考えると、十分にお得といえるかもしれませんね。株価がこれだけ割高にもかかわらず人気なのもうなずけます。

ただし、PERが高いと何かあったときに株価の変動が大きくなりがちです。先述のリスク要因は常に気にとめておきましょう。

自分が経済活動に参加していることを知るきっかけに

(写真=GaudiLab/Shutterstock.com)

株主になれば、投資した企業の売上や業績が伸びることで配当が増え、またその逆を経験するかもしれません。イオンは毎日の買物や銀行など、日常で利用する機会が多い身近な存在です。社会でお金が循環していることをより実感しやすい企業といっていいでしょう。

買物の合間にラウンジを利用するなど、ちょっとした特別待遇も味わいながら、世の中のお金の流れについて考えてみるのも楽しいものですよ。

文・深川美幸(ファイナンシャル・プランナー)/DAILY ANDS

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