イオンの歴史

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イオンの創業は1758年。実に江戸時代中期に始まり、2018年で260周年を迎える歴史ある企業です。

創業者は岡田惣左衛門(おかだ そうざえもん)氏。現在は、同じ家柄の岡田元也氏が取締役兼代表執行役社長、グループCEOを務めています。元也氏は1951年6月17日生まれ、1979年に入社し、1998年に代表取締役社長に就任しています。

沿革

1758年 岡田惣左衛門氏がイオンの基礎となる「篠原屋」を三重県四日市市で創業。
1887年 屋号を「岡田屋」に改称。
1920年 第一次大戦後の恐慌下、「下げにもうけよ、上げでもうけるな」という家訓のもと、破格値で販売する「暴落大売出し」を実施。一躍有名になる。
1946年 終戦の翌年に営業を再開。7月に大売出しを実施。キャッチフレーズは「焦土に開く」。当時社長の岡田卓也氏(現イオン名誉会長相談役)は「小売業の繁栄は平和の象徴」であるとし、「平和」が会社の基本理念の一つとなる。

1969年 岡田屋と提携していた兵庫県のフタギ、大阪府のシロの3社が共同出資で「ジャスコ株式会社」を設立。郊外型ショッピングセンター開発や金融サービス事業を開始。
1974年 ジャスコが東京・大阪・名古屋の3証券取引所第2部に株式上場。
1984年 マレーシアに現地企業との合併企業を設立し、翌年クアラルンプールに海外1号店を出店。以降、香港やASEAN諸国を中心に海外展開に力を注ぐ。
1989年 「ジャスコグループ」から「イオングループ」に名称変更。
2001年 社名を「ジャスコ株式会社」から「イオン株式会社」に、グループ名も「イオングループ」から「イオン」へ変更。
2008年 イオンが事業持株会社から純粋持株会社へ移行。連結営業収益8兆円規模のアジア最大の小売企業に成長し今に至る。

イオンの業績は過去最高を更新中!

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イオンの2017年3月1日~2018年2月28日の売上高は7兆3805億6700万円。過去5年で約2兆3200億円伸びています。

直近の営業収益は過去最高となる8兆3900億1200万円(前期比+2.2%)、営業利益は2102億7300万円 (+13.8%)、経常利益は2137億7200万円(+14.1%)、当期純利益は245億2200万円(+117.9%)となっています。

GMS(総合スーパー)事業では、荒利益率の改善と経費の効率運用を推進した結果、すべてのセグメントの中で最大の損益改善となりました。この他、国際事業が顧客のニーズへの対応を強化したことで国際事業が営業黒字化したこと、総合金融事業やディベロッパー事業、ドラッグ・ファーマシー事業が着実に成長したことなどが連結業績に貢献しました。