渡し舟に乗って訪れる”北陸のハワイ”水島や、橋を渡って上陸できる竹島、干潮時刻の前後3時間だけ姿をあらわす道を歩いて渡れる真宮島など、誰でも上陸できる日本の無人島をご紹介します。

1.水島(福井)

透明度抜群の青い海にぽつんと浮かぶ水島。毎年7月中旬から8月下旬ごろまで渡し舟に乗って訪れることができる、全長500mほどの小さな無人島です。

”北陸のハワイ”と言われるのも納得の、まるで海外リゾートのような白い砂浜が広がります。

2.猿島(神奈川)

photo by 太朗の歩き方さん

横須賀の港・三笠桟橋から船でたったの10分で訪れることができる、東京湾唯一の無人島。毎日1時間に1本ほど船が行き来しています。

島では散策を楽しめるほか、バーベキューや海釣り、そして夏には海水浴も可能です。

photo by Yamadyさん

猿島の大きな魅力が、まるでジブリ映画『ラピュタ』の世界を思わせる風景。緑あふれる手付かずの自然のなか、レンガ造りの要塞や砲台跡など旧日本軍の遺構が残っており、冒険心をくすぐります。

3.幻の島/浜島(沖縄)

photo by Hihihirotoさん

石垣島から西に約10kmの位置にある“幻の島”。正確には「浜島」と言います。満潮時は海の中に沈み、干潮になるにつれて現れる砂だけの無人島、だから “幻の島” と呼ばれるようになったのですね。とは言っても、完全に海の中に沈むのではなく、常に海上に出ている岩場があり、日本地図にも「浜島」とちゃんと表示されています。

幻の島へは、石垣島から出発する各種ツアーを利用して訪れることができます。シュノーケリングツアーが人気ですが上陸だけを目的としたツアーもあるので、海には入りたくないという方にもおすすめです。

4.友ヶ島(和歌山)

photo by motto93さん

加太沖にうかぶ4つの島(地ノ島、虎島、神島、沖ノ島)の総称で、いずれも人が暮らしていない無人島です。明治時代から第二次世界大戦まで大阪、神戸を守る軍事要塞の拠点とされ、現在でも砲台跡などが残ります。

photo by Riokaさん

観光のメインである沖ノ島は、明治期から第二次世界大戦時まで旧日本軍の要塞となっていた島で、今でも当時の砲台や宿舎の跡が残っています。赤レンガに緑のツタがはう砲台跡がなんとも映画『天空の城ラピュタ』っぽいと人気になりました。また島内は自然がいっぱいで、400種以上の植物が生育する植物の宝庫でもあります。

友ヶ島へは、和歌山市の加太港から1日に数便出ている友ヶ島汽船のフェリーで行くことができます。フェリー出港から20分ほどで、沖ノ島の船着き場「野奈浦桟橋」に到着します。