自分の会社の年金制度を知っておこう
現在、多くの会社で企業年金制度が見直されています。今までの主流は確定給付企業年金で、企業は社員に年金額を約束し、その原資を資産運用によって準備してきました。しかし、予定していた利回りを確保できず、年金の積み立て不足が発生しはじめたのです。そこで、現在は、確定給付企業年金から確定拠出年金に移行するなど、企業年金制度が変化しています。
企業年金制度は少し複雑ですが、自分の大切な老後資金に関係する制度です。勤めている会社には、厚生年金のほかに企業年金制度はあるのか、その内容はどのようなものか、一度、確認をしておきましょう。老後不安の解消につながります。
iDeCoなども活用し老後の資産形成を
厚生年金基金は一昔前まで人気の企業年金でしたが、今後は徐々に解散や他の制度に移行していくことになります。ずっと同じ会社にいる方であれば、基金が解散したとしても、手続きなどの説明があるので心配は不要ですが、転職などで過去の年金が不明な方は、一度前の会社などに確認しておくことをおすすめします。
近年では、iDeCo(個人型確定拠出年金)などの制度も登場し、老後の資産形成の選択肢が増えてきました。公的年金や企業年金だけに頼るのではなく、自分自身でも老後資金を備えていきたいものですね。
文・fuelle編集部
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