「出産したら退職」の割合は1年で1割弱減っている

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2017年の調査では、この「出産したら退職すると思うか」という質問に「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人の割合は6割弱(57.4%)でした。

アンケート結果を細かく見ると、ここ1年で「出産したら退職する」と考える女性が8.4%減少したことが分かります。女性の働く環境が今後大きく改善していけば、女性のキャリアアップと子育ての関係がほり良い方向に向かっていく可能性もありそうです。

「自分の仕事より、夫と一緒の生活を優先」が7割

(写真=interstid/Shutterstock.com)

これまでは女性のキャリアアップと子育てとの関係について見てきましたが、女性たちは、自身のキャリアとパートナーとの関係について、どのように考えているのでしょうか? 次の質問から、その関係性がうかがえます。

▽「(将来)夫が転勤になったら、今の職場を退職すると思いますか?」の質問で「そう思う」と回答した人の割合

  • 正規社員・職員…60.4%
  • 派遣社員・契約社員…73.2%
  • アルバイト・パートタイム…77.2%
  • 役員・事業主…61.0%
  • 全体…67.4% 全体では7割近い女性が、自分の仕事より夫と一緒の生活を優先したいと考えていることが分かります。

    就業形態別に見ると、非正規雇用のほうが「夫優先」の割合が高いとはいえ、正規社員・職員や役員・事業主であっても6割の女性が「退職する(=夫についていく)と思う」と答えています。

    男性側に同じ質問をしたらどうなるか、気になるところではありますね。

    働きたいけど、プライベートも大切に

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これらのアンケート結果からは、「バリバリ働きたい気持ちもあるけれど、プライベートは犠牲にしたくない」という現代女性たちの気持ちが強く現れているように感じられました。

次回も引き続き「働く女性のくらしとお金に関する調査」から、女性たちの「専業主夫」に対する考えを紹介します。(続く)

文・林 立恵/DAILY ANDS

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