13.忍野八海(山梨)
富士山の伏流水に水源を発する8つの湧水池の総称。天然記念物であり、世界遺産「富士山」を構成する資産のひとつです。池なのに「八海」なのは、あまりにも神聖すぎることから「池」より「海」となったそう。地底の溶岩が見えるほどに透明度の高い水で、神秘的な色合いは、思わず引き込まれてしまいそうな美しさです。
14.安居渓谷(高知)
仁淀ブルーを堪能できる人気スポットのひとつ。高知県随一の紅葉の名所としても知られる「安居渓谷」は、安居川沿いにつづく約10kmの渓谷で、シンボルとなっているのが落差40mほどの「飛龍の滝」です。また、渓谷内で最も綺麗なブルーが見られるのが「水晶淵」。透き通る青い水は息を飲む感動の美しさです。
15.御手洗池(茨城)
御手洗池とは、鹿島神宮(かしまじんぐう)の境内にある湧水池です。1日に40万リットル以上もの水が湧いているそう。地表に降った雨が約100年の歳月をかけて地層でろ過され、湧き上がってくるのだとか。水は透明度が高く、泳いでいる鯉や水中の様子がよく見えます。四角い形の池や水中に建った鳥居が珍しく、参拝や散策のほか、写真撮影のスポットとしても人気を集めます。
御手洗池がある場所は、かつては鹿島神宮参拝の玄関であったと考えられています。まず池で身を清めてから、境内に入ったそう。現在もその文化を継承しており、一年で最も寒い時期に人々が池に浸かる「大寒みそぎ」が執り行われています。
御手洗池の湧水は、お持ち帰りできます。山水のため、必ず煮沸してから飲用する必要があるそうです。
16.にこ淵(高知)
高知県で仁淀ブルーを堪能できるスポットのひとつ「にこ淵」。仁淀川の支流である枝川川にある滝つぼで、滝つぼであるにも関わらず底が見えるほどの透明度を誇ります。とくに太陽の光が真上から降り注ぐ正午頃が、もっとも美しい仁淀ブルーを感じられるとあって、人気の時間帯。
地元では「水神の化身とされる大蛇が棲んでいる」として、神聖な場所であるとされています。