17.牛渡川(山形)
牛渡川は鳥海山の湧き水が水源なのですが、そのあまりの透明度の高さに驚かされます。牛渡川では湧き水を利用した鮭の孵化事業が行われており、秋から冬にかけ、たくさんの鮭がこの川に戻ってきます。
夏の時期には梅花藻(バイカモ)という水草が川の中に小さな花を咲かせます。梅花藻は涼しい清流でしか育たないため、全国でも生育場所は限られています。清らかな水の流れにたゆたう白い花は本当に涼しげで、いつまででも見ていたいくらい。川のせせらぎを聞きながら水辺を散歩するのも、とっても気持ちがいいですよ!
18.おしらじの滝(栃木)
「しらじ」とは壺のこと。幻の滝と呼ばれる所以は、ふだんは沢の水が少なく美しい滝をみることができず、まさに幻だから。大雨の降った翌日で、かつ当日に晴れていると、神秘的な澄んだブルーの滝を眺めることができます。
滝まではぬかるみや濡れた石などで滑りやすくなっているので、歩きやすい靴で注意しながら向かいましょう。
19.山吹水源(熊本)
熊本県の名水百選に選ばれている「山吹水源」は、名水地の多い熊本県でも、穴場の名水スポットです。毎分30トンもの水が湧き出ており、水温は年間を通して約13度〜14度。知る人ぞ知るスポットでしたが、最近では、透き通った水面にリフレクションする様子が絶景だとして、インスタグラムには幻想的で美しい写真が多数投稿され、話題になっています。
20.湧水庭園 四明荘(長崎)
1日に約3,000トンもの湧き水が出ている日本庭園です。湧水池にせり出したかたちの縁側に座ると、足元には透明感バツグンの池を臨める、という珍しい庭園です。湧水池には鯉が泳いでおり、水の透明感のあまり、まるで鯉が宙に浮いているように見えることもあるのだとか。
国登録有形文化財に指定されており、家屋の雰囲気からもたっぷりと日本文化を感じることができます。入館すると、お茶のおもてなしとポストカードのプレゼントがあります。店員さんにお願いすれば、庭と人を入れた絶妙なアングルでお写真を撮って下さいますよ。