美人になりたいというのは、だれでも思う望み。
白雪姫のまま母だけでなく、どんな人だって持っている願いですよね。
いきなり、この世で一番美人になるというわけにはいきません。
でも、ちょっとしたことで、今よりもきれいに見せることはできます。
例えば、表情はその一つ。
今回は、表情で美人に見せるコツをお伝えします。
表情がやわらかいと第一印象がアップ
化粧をバッチリ決めていても、みけんにシワがよっている
→コワイ顔の人に見えませんか?
口紅をバッチリひいていても、口がへの字にまがり、口角が下がっている
→不幸な人のように見えませんか?
化粧はもちろん大切です。
でも、それ以上に大切なのは表情ではないでしょうか。
みけんにシワが寄らず口角が上がっている人は黙っていても楽しそうに見え、それだけで5歳は若く見えます。
美人に見せるためには表情をやわらげることが非常に大切になってくるわけですが、表情をやわらげろと言われたところでできるものでもありませんね。
逆に、私の顔ってコワイんだろうか…と考えだすと、ますますコワイ顔になってしまいます。
では、自然に表情をやわらかくしたいという時には、いったいどうしたらいいのでしょう。
そのカギは、自律神経にあります。
表情をやわらげるポイントは自律神経にあり
自律神経とは
自律神経という言葉は、よく耳にすると思います。
でも、実はよくわかっていないという方が多いのではないでしょうか。
人間には大きく分けて、二つの神経系があります。「脳脊髄神経系」と「自律神経」です。
- 脳脊髄神経系
- 脳脊髄神経系は、自分の意志でコントロールできる神経です。
私たちは、手足を動かすことができますよね。
通常、自分の意志でコントロールするのに働いているのが、脳脊髄神経系なのです。
- 自律神経
- 自律神経は、自分の意志でコントロールできません。
私たちは、心臓を動かそうとか、呼吸しようと思って動かしているわけではありませんよね。
何もしなくても心臓は動いたり、呼吸ができたりするのは、内臓や血管などを働かせる「自律神経」が働いているからなのです。
自律神経と表情がどう関係について知るためには、もう少しくわしく自律神経について知る必要があります。
交感神経と副交感神経とは
自律神経は、さらに大きく二つに分けることができます。
「交感神経」と「副交感神経」です。
- 交感神経とは?
- 交感神経が働いている時、人はシャキッとして活動的になり、クルクルとよく頭も回転します。
心臓はドキドキとよく働くようになり、全身に大量の血液が送られ、身体を活発に動かせるようになります。
血圧もあがり、筋肉はひきしまります。
わかりやすく言ってしまえば、交感神経は戦いスイッチなのです。
戦いの時は、自然と表情もひきしまりますよね。
ですから、交感神経が働いている時にはひきしまった表情になります。
- 副交感神経とは?
- 逆に、副交感神経が働いている時には、人はねむたくなり、ゆったりとリラックスした気持ちになって頭の回転もにぶくなります。
血圧は下がり、筋肉はゆるみます。
つまり、副交感神経はお休みスイッチです。
休む時には、自然、表情はゆるみます。
ですから、副交感神経が働いている時には、ゆるんだ表情になります。
交感神経と副交感神経。
どちらも生きるために重要なものです。
この二つの神経がバランスよく働いていれば、体調もよくなり、カラダも元気になります。
カラダが元気になると、表情もやわらいでイキイキとしてきます。
その結果、雰囲気が美人に近づいていくのです。
二つのバランスを整えて表情をやわらげよう
ストレスがたまってしまったり、不規則な生活を続けていると、交換神経と副交感神経のバランスがくずれてしまうのです。
交感神経の方ばかり働くようになってしまうので、いつも戦いスイッチが入っている状態に。
戦いスイッチが続くと、カラダに疲れがたまりますので表情にも疲れがにじみ出るようになってしまいます。
いつも表情はこわばったままで、やわらかい表情ができなくないなんてことも。
そんなことを言ったって、生きていれば必ずストレスはかかるものですし、仕事をしていれば不規則な生活だってイヤでもしなければならないことだってありますよね。
そんな方は、自分で意識して、副交感神経をよく働かせるのにヨガが大活躍します。