富裕層はどんなサービスを利用しているのだろう――。インターネットが世界中に普及した現在、高級品やサービスに関する情報が気軽に収集出来るだけではなく、自家用ジェットや豪邸、ヨット、高級ホリデーなど、「高級」と名の付くものなら何でもオンラインで購入出来る。
ただし、富裕層が利用するのは、AmazonやFacebookではない。普通の人にはその存在すら知られていないであろう世界最大の高級オンライン・マーケット「James Edition」や、富裕層版「Instagram」と言われる「Rich Kids」、ミリオネア専用出会い系サイト「Luxy」などがあるのだ。富裕層お気に入りのサイトから贅沢な生活を覗いてみよう。
1.James Edition――高級時計からジェット機まで、世界最大の高級オンライン・マーケット
世界最大級の高級総合オンライン・マーケット「James Edition」では、10万台を超えるプライベートジェットやヨット、ヘリコプター、宝石、高級車、高級時計、高級住宅などを、3600人を超える仲介業者から購入出来る。
2018年3月29日現在の取扱いリストをみてみると、テキサス州 ダラスの不動産仲介業Sandow Lakes Ranchが取り扱う地元ロックデールの壮大な土地が2億5000万ドル、ブガッティ・オトモビルによる500台限定のスーパーカー「ブガッティ・シロン」の新車が310万ユーロ、オーデマ・ピゲ ロイヤルオークが16.9万ドル、3.51カラットのダイヤモンドを埋めこんだソリティアリングが3.6万ユーロなど、目もくらむような高級品がずらりとならんでいる。
2.Rich Kids――月1000ドルで参加する富裕層版「Instagram」
富裕層版「Instagram」と名高い「Rich Kids」には、お金を枕代わりにして眠る男性、ランボルギーニにヴィトンのスーツケースを詰め込もうとしている男性、自家用ジェットで愛犬とMacを眺めている男性の写真などが投稿されている。
毎月1000ドルの会員費が必要な点が通常のSNSと大きく異なる。富裕層が富裕層のための写真を投稿する、富裕層限定SNSだ。
3.Luxy――全会員が年収50万ドル以上、ミリオネア専用マッチングサービス
全会員が年収50万ドル以上、そのうち41%が年収100万ドル以上というミリオネア専用マッチングサービス「Luxy」。居住地や国籍を問わず、理想の富裕層パートナーを探せる。24時間365日対応のカスタマーサービス、サイトのセキュリティーの高さも安心感を与える。
2015年には会員のうち4万人を「所得や容貌が会員としてふさわしくない」と除籍にし、批判を受けた(CNBC2017年5月10日付記事)。
4.Born Rich――富裕層の生活が垣間みれる情報サイト
富裕層に関する生活情報サイト「Born Rich」。車や宝石、時計、潜水艦、アート、葉巻、衣類、スパホリデー、ペットなど、幅広いジャンルの高級品に関する情報と、世界の富裕層の紹介を提供している。情報が若干古いが、週刊誌や新聞を読む感覚で気軽に富裕層の生活を垣間みれる。