小児科で保湿剤だけ貰ってるけど、我が子の乾燥肌がなかなか治らず悩んではいませんか?子どものお肌は小児科で処方される保湿剤だけでは改善しない場合もあり、カサカサ肌を放置しておくとアレルギー発症のリスクが上がったり、痒みが伴ったりと様々な問題が起こる可能性があります。処方される保湿剤や外用薬の正しい知識や塗り方、ときには市販の保湿剤も併用して我が子の大切な肌を守っていきましょう。

この記事で分かること
  • カサカサ肌が招く乾燥以外のトラブルについて
  • 病院でもらう保湿剤の保湿力
  • 保湿剤の正しい量と塗り方
  • 乾燥肌を改善する簡単な生活習慣について

1.カサカサ肌が改善しない場合は皮膚科受診をおすすめする理由3つ

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

小児科で処方される保湿剤で日々の肌ケアを行っていても、カサカサ肌が改善しないときは、一度皮膚科を受診するのをおすすめします。理由は、皮膚が保湿だけでは改善しない状況に陥っている可能性があるからです。また、小児科で処方される保湿剤では保湿力が足りない場合も。皮膚科医に外用薬か、現在の肌の状況に合った保湿剤を選んでもらうとカサカサ肌は改善に向かいます。

(1)季節によって変わるお肌の状況に柔軟に対応

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

皮膚の状況は、季節によっても変わります。日本には四季が存在し、季節により湿度も異なるので肌が弱い子どもには負担となっている場合も。皮膚の状況を専門的に診察・治療する皮膚科では、季節で揺らぐ肌の状態を見逃しません。定期的な受診で患者さんの肌の特徴も把握するので状況に合わせて最適な保湿剤が処方されます。

(2)乾燥が強い場合はお薬が処方になる場合も

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

子どものカサカサ肌が進んでいると、保湿剤だけでは良くならない場合も。その際にステロイドが処方になる場合があります。ステロイドは名前だけ聞くと怖いと感じてしまう方もいると思いますが、 医師の指示に従い正しく使用すれば副作用などの心配はありません。子どもも使える弱いステロイドは数種類あり、子どもの皮膚の症状に合わせてより早く改善するステロイドが処方されます。

また、ステロイド以外にも外用薬の種類は豊富です。もし、カサカサ肌が保湿剤だけで改善されないほど進行していると、少なからず痒みなどの症状は伴っています。頭や腕を搔いている姿が見られる場合は、早めの皮膚科受診をおすすめします。

(3)保湿剤とお薬の混合薬など、処方される種類が多い

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

皮膚科では、小児科と比べると処方される塗り薬の種類が豊富です。保湿剤やステロイドの単体の塗り薬のみならず、保湿剤とステロイドの混合薬の種類が豊富にあります。ステロイドの単体を塗るまでもないけど、まだお肌の状態が不安定という場合に処方されるケースが多いです。皮膚科を受診すると、お肌の治療過程に合った塗り薬を処方してくれるので早くお肌を綺麗にしてあげたいという気持ちが強いママには皮膚科のかかりつけを作るのをおすすめします。

(4)皮膚科受診をしたママの口コミ2つ

実際に皮膚科受診をしてかかりつけを作ったママ達の口コミをご紹介します。

0才のママ

子どもの乳児湿疹がなかなか良くならず、日に日に酷くなっていました。皮膚科を受診したところ乳児湿疹ではなくニキビとの診断でした!ニキビ用のお薬を貰い、塗ったら1日で綺麗になって感動しました。ニキビの原因は、小児科で処方していただいたワセリンが毛穴に蓋をしていたそうです。赤ちゃんには余計なものが入っていないワセリンが一番だと思っていたのでダブルで驚きでした。

2才と0才のママ

息子が酷い乾燥肌で、小児科で保湿剤を貰っていましたが良くも悪くも現状維持でした。少し億劫でしたが近所の皮膚科を受診したところ、息子には処方されていた保湿剤が合わないということが判明しました。病院で処方される保湿剤は、全員に合うものだと思っていたので驚きました…ちなみに、娘は問題なく同じ保湿剤を使っています。兄弟でこんなにも違うのかと思いました。

2.小児科で保湿剤だけもらうのはあり?1か月の処方上限量と使い続けるメリットデメリット

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

小児科で保湿剤だけを処方してもらう行為は問題ありません。風邪症状の無い子たちが受診できる時間帯を設けているクリニックも存在します。しかし、時間帯によっては風邪を引いている子達と同じ待合室を使うので風邪が移ってしまう可能性もあります。もし、小児科で保湿剤だけをもらいに行くなら開院してすぐの時間を狙うなど、工夫が必要です。

(1)子どもの保湿剤の保険適応量は1か月250gまで

子どもの保湿剤の1か月の処方量には限度があるのをご存じでしたか?実は、保険適応される量として2023年2月現在、小児は250g/月、大人は500g/月と決まりがあります。限度以上の処方を希望する場合は、自費となってしまうので注意が必要です。保湿剤の処方量は小児科も皮膚科も共通なので、覚えておくと便利です。

(2)処方される保湿剤を使い続けるメリットとデメリット

小児科や皮膚科で処方される保湿剤は使い続けても問題はありません。しかし、保湿剤はそれぞれ保湿力が異なるので、そのときの皮膚の状態に合わせた保湿剤を処方してもらいましょう。ヒルドイド等の保湿剤は赤ちゃんにも処方されるケースが多く、安全に使用できます。医師も必要に応じて処方してくれるので、手軽さはメリットと言えますね。

しかし、皮膚の状態が良くなり病院から処方の必要が無くなった際は市販の保湿剤に移行をするのをおすすめします。ヒルドイドなどのヘパリン系の保湿剤は、保湿の効果のみならず血行促進などの効果がある医薬品だからです。必要なタイミングで必要な量を使うのが皮膚にとって最善の選択と言えます。