「カバーメーキャップ」を体験
会場には、「サバイバーシップ支援サービス」に参加している、「資生堂 ライフクオリティ ビューティーセンター」がブースを出していましたので、カバーメーキャップを体験してみました。
まず簡単なものから。筆者の腕のほくろを、専用のファンデーションでカバーしてもらいました。よ~く見るとファンデがのっていることは分かりますが、人の腕をじっくり見る人はまれですから、これだけでも「ほくろ」を隠す効果はありそうです。
落とすときは油性のクレンジングで、通常のメイクと同じ要領で落とします。
「青あざ」はどこまでカバーできるか
次に、青い「あざ」のような色を腕につけたうえで、そこをカバーする方法を実演してもらました。
まず、元の腕と、そこに「あざ」に見立てた青い色を付けます。次に、カバーしたい部分の色によって、専用のファンデーション、今回は「青」をカバーする専用のファンデーションを「あざ」の上に、押さえるように塗っていきます。
毛穴の部分には色が残りがちなので、チップで色を埋め込み、パウダーをはたいた後、ブラシでパウダーを落として完成です。
青い「あざ」のあったとき(カバー前)と、カバー後の比較です。さらに、右手と左手で違和感がないように、調整の「色合わせ」を行うこともあるとのことでした。
ぱっと見、どこにアザがあったのか全くわかりませんね!
同センターでは、訪れた人が自分でもできるようになるために、こうしたメイクアップのレッスンを行っています。
カバーメーキャップの実例を写真で見せてもらいましたが、手術による傷跡やあざなどをカバーするメイクの力に驚きました。病気や治療で顔面がゆがんでしまった人のために、眉の描き方などを工夫して、自然な印象にするメイクなどの例もありました。
筆者もいくつか病気の経験がありますが、仕事など社会と接しているときは、病気のことは忘れて集中したい、と思います。そうした意味からも、病気で外見に変化が生じ、治療をしながら社会生活を送るのにあたっては、このサービスは性別や年齢を問わず必要だと感じました。
同センターは東京・銀座に完全予約制のサロンを持っています。全国のカウンセリング店舗でもカバーメーキャップの相談ができるようです。
次回は、治療と仕事を両立する、だいたひかるさんが登場
新商品発表会の後半は、乳がんの治療と仕事を両立するだいたひかるさんが、病気と仕事の両立などについて語ってくれました。病気発見のきっかけ、お金の話、心の支えになったパートナーの存在、そして仕事に感じている新たなモチベーションなど、など。後編もぜひご一読いただきたいと思います!(後編に続く)
文・阿部祐子/DAILY ANDS
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