テレワークのデメリット(社員側)
良いところもあれば、悪いところもあります。
テレワークのデメリットも見ていきましょう。
デメリット①コミュニケーションが取りにくい
コミュニケーションが取りにくく、孤独を感じるケースがあります。
上司や同僚と直接会う機会が減り、帰属意識を感じにくくなるのでしょう。
ちょっとした雑談や愚痴でストレスを発散できる機会も減ってしまいます。
また、人間関係で些細な誤解が生まれてしまうことも。
相手の顔が見えにくくなるからこそ、発言には気をつけなくてはなりません。
「このメールを送ったら相手はどう感じるかな?」「今、相手はどういう状況かな?」など、想像する力が問われます。
ビデオ会議やチャットなどのツールを使い、上手にコミュニケーション不足を解消していく昼用があるでしょう。
デメリット②メリハリがつけられない
自宅でのテレワークは、リラックスしすぎてしまうもの。
ひどい時には起きてすぐ、パジャマのまま仕事をしたり……。
ついダラダラと作業してしまいそうになる人は多いのではないでしょうか。
反対に、昼休みや終業後も「あの件どうなっていたかな?」と、ついついパソコンを開いてしまう……なんてことも。
休日に仕事用の資料が目に入った時などは、ゲンナリしてしまいますよね。
テレワークでは、普段生活している空間と仕事をする空間が一緒になってしまいます。
きっちりとメリハリをつける工夫が必要です。
デメリット③健康への影響も
運動不足もテレワークのデメリットのひとつ。
座っている時間が長くなって、健康に影響を及ぼす可能性も。
家ではデスクワーク用のしっかりとしたデスクやチェアがなく、腰が痛くなったという方もいるかもしれません。
外出する機会が減った分、自ら身体を動かす必要があります。
自宅でできるエクササイズや、近所のジョギングなど、適度に運動を取り入れることが大切です。
テレワークのメリット(会社側)
テレワークでメリットがあるのは、社員だけではありません。
会社側も「コスト削減」や「人材確保」など、経営にとって重要なメリットが得られることがあります。
メリット①社員の効率アップ
テレワークで社内のデジタル化が進み、紙の資料に縛られない社風に移行できる可能性があります。
無駄な工程が減り、業務が改善されることも。
また、社員は通勤時間が無くなったり、自宅でリラックスして仕事に取り組んだりと、ストレスが削減されます。
社員が仕事に集中できるようになり効率がアップ。
会社全体の生産性が高まる可能性もあります。
社員の生活の質の向上は、結果的に企業にとってメリットとなるのです。
メリット②優秀な人材の確保
テレワークが可能な会社は良いイメージに映ります。
就職を検討する応募者からすると、「社員のことを考えている魅力的な会社」と見られることも。
またすでに働いている社員も、良い職場環境だと感じるケースが多いのです。
現代のビジネスパーソンは、より自分らしいライフスタイルを実現できる会社を望んでいます。
「週5日出勤して働くのが当たり前」という古い価値観の社風では、優秀な社員を確保し続けることは難しいことも……。
柔軟な価値観を持った優秀な社員を確保するためにも、テレワークや職場環境は重要なのです。
メリット③コストの削減
テレワークでは、社員に通勤のための費用を支払う必要がありません。
オフィス維持にかかる費用も削減できます。
出勤する人数を減らせれば、その分狭いオフィスに引っ越して賃料を節約することが可能です。
光熱費などの経費も減らせる可能性があります。
このように、オフィスにまつわるコストを大きく削減できるかもしれないのです。
メリット④企業イメージの向上
会社がどのような価値観を持って経営されているのかは、企業イメージに大きく関わるもの。
企業イメージが向上すれば「あの会社から買いたい」と思う顧客を増やせるチャンスになります。
テレワークを導入すると、ホワイト企業と思われやすい可能性があります。
社員のために良い取り組みを行なっている会社と思われるのです。
場所に縛られない働き方であるテレワークを導入することで、「ワークライフバランスが重視されている会社」とアピールできます。