テレワークが注目されるようになってから時間が経ちました。結局テレワークってどうでしょう?メリットやデメリットを調査してみました。また、テレワークで働くためのコツや、運動不足の解消方法も合わせてご紹介します。
テレワークとは
まずはあらためてテレワークについて知っておきましょう。
テレワークとは「Tele(離れて)」と「Work(働く)」を合わせた造語です。
ICT技術を活用した柔軟な働き方を指します。
企業でのテレワークの歴史は意外と古く、初めての導入は1984年。
その後も障害を持つ人や、育児や介護をする人の活躍などのため、導入が促進。
新型コロナウイルスの影響もあり、近年は大きく注目されています!
テレワークは次の2つのパターンに分類されます。
雇用型テレワーク
企業などに起用される社員によって行われるテレワークを指します。
- 在宅勤務(社員の自宅で働く)
- モバイル勤務(モバイル機器を利用して、飲食店や移動中などに働く)
- サテライトオフィス勤務(コワーキングスペースなどで働く)
テレワークというと在宅勤務のイメージが強いですが、実は上記の3種類。
特に、最近では街中でコワーキングスペースやレンタルオフィスがよく目につくようになりました。
自宅近くの作業スペースで作業して、通勤時間を削減したり。
取引先に近いレンタルオフィスを借りて、会社との行き来を減らしたり……。
働き方の選択肢が広がったという方もいるかもしれません。
自営型テレワーク
個人事業主や、小さな事業を営む人によるテレワークを指します。
下記の2パターンに分類されます。
- SOHO(独立して専門性の高い仕事などを行う)
- 内職・副業型(自宅などで簡単な作業などを行う)
SOHOとは「Small Office Home Office」の略で、小さなオフィスや自宅をメインとする働き方です。
また、その物件自体を指すこともあります。
リモートワークとの違いは?
「Remote(遠隔)」を使った造語であるリモートワーク。
その名の通り、本来のオフィスから離れた場所で働く形態を指します。
リモートワークには、特に定義がありません。
実は国や自治体など、正式な場面ではテレワークと呼ぶことが多いのです。
基本的には、テレワークと同じような意味合いと思ってOK!
テレワークのメリット(社員側)
テレワークで在宅勤務などをした場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まずは社員にとってのメリットを見ていきましょう。
メリット①通勤時間の削減
通勤時間でストレスを感じる人は少なくないでしょう。
朝から満員電車に乗って、会社に着いた時にはすでにクタクタということも……。
在宅勤務では通勤時間はゼロ。
猛暑や大雨の日も関係なく、自宅でのんびり作業できます。
退勤してから時間をかけて帰宅する必要もありません。
退勤後はすぐに時間を好きに使えるため、自炊や趣味、資格の勉強など、時間を有意義に使えるようになったという人も。
プライベートに時間やエネルギーを割けるようになるのは、大きなメリットですよね。
メリット②自主的に仕事をする力がアップ
オフィスで仕事をしていると、分からないことは誰かが教えてくれます。
また、周りに合わせてなんとなく仕事をすることもできてしまいますよね。
しかし、テレワークだと周りの状況が見えません。
やるべきことを把握したり、それを期限までに実行したり……。
仕事を進めるのは全て自分。
テレワークを通じて、自主的に仕事をするスキルが向上するかもしれません。
メリット③多様な生活様式への対応
体調が悪くて通院しなくてはいけない、家族の都合で出勤が難しい時がある……。
私たちの生活にはさまざまな事情があり、その中で仕事と両立させなければなりません。
テレワークでは、ライフスタイルに合った働き方を目指せます。
仕事とプライベートのどちらかひとつを選択するのではなく、どちらも諦めない生活です。
これから育児や介護の可能性がある人にとっても安心でしょう。
メリット④集中力アップ
テレワークでは周りの声や雑音が少なく、集中して作業できるケースがあります。
いきなり誰かに声をかけられて仕事を中断したり、無駄話に時間を取られたりすることもありません。
自分が本来行うべき業務に集中するため、集中しやすいと言われています。
通勤時間がなくなることや、自分が落ち着く環境で働くことで、疲れも減ります。
目の前のことに集中できる分、効率が良くなる可能性があるのです。
メリット⑤ストレスの削減
自宅での仕事は、なんと言っても自由!
服装やメイクに気を遣うことも少なく、ストレスフリーです。
ランチは自炊をしたり、宅配を頼んだり。
おやつだって周りの目を気にすることなく食べられます。
自分が落ち着く場所で仕事をすることで、ストレスが減ったという方も多いのではないでしょうか。