【高温期4日目③】受精卵は子宮口あたりに

高温期4日目になると、受精卵は子宮口の辺りまで移動してきています。

脚も尻尾もない受精卵がどうやって卵管の中を移動するのかちょっと不思議な気もしますが、受精が成立すると、受精卵は成長に必要な栄養や酸素などを卵管から供給してもらいながら、ゆっくりと子宮へ向けて運ばれていくのです。

だいたい3日から4日くらいかけて受精卵は子宮へとたどり着き、高温期4日目から5日目くらいに子宮へと入り込みます。

その後はさらに細胞分裂を繰り返しながら子宮の内側に浮かんで、高温期7日目から10日目に着床するのです。

この時に大切なのは、受精後の7日目には子宮の中に入っているということです。

受精後7日目を過ぎても子宮の外にいると、子宮外妊娠となってしまいます。だから高温期4日目の頃に子宮の近くまでやってきている、ということがとても大切になるのです。

高温期4日目に基礎体温が下がる!下がる理由は?

妊娠を望む女性にとっては、生理予定日を過ぎても高温期が続いて欲しいと心から願っているものですよね。

生理予定日までに基礎体温が下がることがあると、妊娠が成立していなかったのかとがっかりしてしまう人も多いものです。

実際に妊娠が成立せずに基礎体温が下がることもありますが、正直なところ高温期4日目では、基礎体温の上下だけでは妊娠が成立しているかどうかというのはわからないものです。

高温期4日目に基礎体温が下がるのにはどんな理由が考えられるのか、ここから少し見ていきたいと思います。

【高温期4日目体温下がる理由1】測り方を間違えていた

高温期4日目に基礎体温が下がる理由には、基礎体温の測り方を間違えていた、というものがあります。

基礎体温というのは、とても微妙な体温の変化を測るので、少しでも図る手順やタイミングを間違えてしまうと性格に図れなくなってしまうことがよくあります。

基礎体温は朝目が覚めたら起き上がる前に図る必要があります。

測る部位は口の中に体温計を差して、舌の下の中央にある筋に挟んで測ります。

この時に、目覚めてから体温計を取るために寝返りを打っただけで、正確な基礎体温が測れなくなってしまうものです。

また計測中に動いてしまうことでも、基礎体温が正確に測れなくなってしまいます。

正確に基礎体温が測れないと、グラフの上下が激しかったりしてしまうこともあります。

基礎体温が下がったり、グラフが安定しない時には、正確な手順で量っているかどうか、手順を確認しましょう。

【高温期4日目体温下がる理由2】外気温が低かった

高温期4日目に突然基礎体温が下がることがあったら、急に寒くなった日ではないか考えてみましょう。

人の身体には恒常性がありますから、外気温の変化には影響を受けずに体温を維持することができます。

しかし、体温を測る時には、多少は外気温の影響を受けない訳ではありません。

体温計がいつも以上に冷えた状態になってしまったりしていたら、その影響でいつもよりも基礎体温が下がるようなことが起こる可能性もあります。

いつもよりも気温が低い日だったら、その影響で基礎体温も低く計測されてしまった可能性もあります。

あまり気にし過ぎないようにしましょう。

【高温期4日目体温下がる理由3】寝汗をかいていた

高温期4日目に基礎体温が下がる理由には、寝汗をかくなどして、体温が下がっていた、ということも考えられます。

夜、暑苦しくて寝汗をかくと、身体の内部の体温には問題はなくても、体の表面の温度は下がってしまう場合があります。

基礎体温は脇の下で測る訳はないので、あまり寝汗の影響などは受けないとは思いますが、それでも寝ている時の状況によっては、何らかの理由で体温が下がってしまうことも考えられます。

その日1日だけ基礎体温が下がった、ということであれば、それほど一喜一憂することはないと考えられます。