【産後のひどい生理痛の原因④】ホルモンバランス
産後に生理痛が悪化する原因には、産後のホルモンバランスの変化も挙げられます。妊娠中は女性ホルモンが大量に分泌されていますが、出産すると女性ホルモンが一気に少なくなり、その代わりに授乳のためのホルモンが多くなります。
こうしたホルモンバランスの急激な変化により、身体中の自律神経のバランスが大きく乱されてしまい、生理痛が悪化する原因になってしまいます。
【産後のひどい生理痛の原因⑤】子宮内膜症などの病気
産後に生理痛が悪化する原因には、子宮内膜症などの病気が隠れていることもあります。子宮内膜症というのは、子宮の内側に本来はできるはずの子宮内膜が子宮の外にできてしまう病気です。
子宮内膜症は、生理のたびに出血が起こるので、ひどい生理痛に悩まされてしまいます。生理痛のような痛みが余りにもひどい場合には、子宮内膜症の可能性も高いので、病院で診察してもらうようにしましょう。
【産後のひどい生理痛の原因⑥】胎盤の残留
産後に生理痛が悪化する原因には、子宮の中に胎盤が残留していることもあります。子宮の中で赤ちゃんのベッドになる胎盤は、出産の時の後産によってそのほとんどが体の外に排出され、残りは産後1ヶ月ほどかけて悪露として排出されます。
しかしごくまれに、悪露としてすべてが排出されきれずに子宮の中に残ってしまうことがあり、生理痛のような痛みと出血を伴うことがあります。
悪露が終わったはずなのに、妙な出血が続くようであれば一度病院で診察を受けるようにしましょう。
産後の重いひどい生理痛の症状とは?
産後に生理痛が悪化した時には、どのような症状が出るのでしょうか。産後に生理がひどくなった時には、妊娠前よりも生理痛のような痛みがひどくなることが多くあります。
また生理前症候群も妊娠前よりもひどくなる人が多く、沢山の人が産後に重くなって整理に悩んでいます。
産後の生理通で下痢がひどい?!下痢の原因とは?
産後に生理が重くなった人の中には、下痢に悩まされる人もいるようです。妊娠前には生理の時に下痢になることはなかったという人も、なぜか産後に生理前から生理中に下痢になりしやすくなってしまったという人もいます。
生理の前後に下痢が起きてしまう理由は、生理の時に分泌されるプロスタグランジンという物質が関係しています。
プロスタグランジンは子宮を収縮させて、経血を体の外に排出する働きがあるのですが、腸の働きを活発にさせる働きもあることから、下痢になりやすくなってしまうのです。
生理の前後に下痢になりやすい人は、お腹を温める消化のよいものを食べるなどして、下痢になりにくいお腹にやさしい生活を心がけるようにしましょう。