妊娠初期の出血!茶色以外でも要注意を!!

ここまで、妊娠初期に出血する原因についていろいろと見てきました。

ここに挙げた出血というのは、必ずしもおりものに茶色の色がつく程度の少量の出血が続くだけとは限りません。

ピンクのおりものとして出てくる出血であったり、少量ではなく生理の2日目よりも多い大量の出血が見られる場合もあります。

少量であろうと大量であろうと、妊娠初期に出血が見られた場合には、長く続くような出血でも、すぐに終わる出血でも心配がない出血だと自己判断せずに、必ず病院で診察してもらうことが大切です。

妊娠初期には茶色の出血以外にも注意するべき症状が!

妊娠5ヵ月に入り、安定期に入るまでは、妊娠初期というのは流産しやすく、体調面でもとても不安定な時期になります。

そんな不安定な状態が続く妊娠初期には、少量の茶色の出血が続くこと以外にも注意しなければならない症状がいろいろとあります。

不安定な状態が続く妊娠初期に注意しなければならない症状には、どのようなものがあるのかここからみていきましょう。

【注意するべき妊娠初期症状①】腹痛

妊娠初期に気をつけなければならない症状には腹痛があります。

妊娠初期には、つわりの影響や、ホルモンバランスが変化する影響で便秘や下痢をしやすくなるために腹痛が起きやすくなるのは事実です。

しかし、つわりや便秘や下痢が原因の腹痛とは別に、腹痛は切迫流産や流産、子宮外妊娠、絨毛膜下血腫といった妊娠初期に注意しなければならない症状の兆候としても現れます。

絨毛膜下血腫などは出血が少量過ぎて外まで出てこないこともあるので、原因がよくわからない腹痛が続くことがあれば、一度病院で相談してみることをお勧めします。

【注意するべき妊娠初期症状②】つわりが急になくなる

妊娠初期に気をつけなければならない症状にはつわりが急になくなることもあります。

つわりというのは、激しい吐き気や胃のむかつきに襲われたり、食の好みが変わってしまったり、においに敏感になりすぎて、外出出来なくなってしまったりと、妊娠初期の辛すぎる症状になります。

しかし、つわりが起きるのは、妊娠したことによるホルモンバランスの変化が原因なので、どんなに辛くても、つわりが続いているというのは、妊娠が無事に継続出来ているという証拠になります。

安定期の妊娠5ヵ月に入るまでは、とにかく耐えなければならない、お母さんになるための通過儀礼ともいえます。

このつわりが、安定期に入る妊娠5ヵ月に入らないのに急になくなった場合には、子宮の中で何か緊急事態が起きていることを意味しています。

つわりが急になくなった場合には、つわりがなくなったことを喜ぶのではなくて、まずは産婦人科を受診することをお勧めします。

【注意するべき妊娠初期症状③】貧血

妊娠初期に気をつけなければならない症状には、貧血があります。

妊娠初期には、貧血に悩む妊婦さんが少なくありません。

妊娠初期に貧血になりやすい原因は、つわりによって物が食べられなくなることで鉄分の補給が不足したり、妊娠したことで血液量が増えたのにヘモグロビンの増加が血しょうの増加に追い付かずに成分が薄い血液になってしまうことが挙げられます。

妊娠初期には、赤ちゃんに送る栄養もまだ少ないので、赤ちゃんへの貧血の影響はそれほど考えなくてもいいのですが、妊娠中は赤ちゃんへ鉄分を送ることが優先されるので、お母さんの身体の貧血がひどくなっていきます。貧血の状態が続くと、お母さんの体が疲れやすくなったり、息切れがしたりと、仕事や家事に影響が出てしまうこともあります。

あまり貧血がひどいようなら、ホウレンソウや小松菜など鉄分が多いものをたくさん食事のとりいれたり、鉄分のサプリを使う様にしましょう。

ひどくなりすぎたら鉄剤を処方してもらう必要も出てくるので、息切れなどがひどい時には、病院で相談するようにしましょう。