高温期が短い。どうして?妊娠できるの?一般的な高温期の期間は11日以上と言われています。高温期が10日以内と短い場合、何か問題があるかもしれません。少しでもあなたの不安を軽減できるように、高温期が短い原因と改善方法についてお話します。

基礎体温の高温期が短い!原因は?治療した方がいい?

基礎体温を測ることで、ホルモンバランスや排卵日を予測することができます。

基礎体温は低温期と高温期に分かれ、それぞれが14日ほど続きます。中には生理サイクルは整っているものの、高温期が短い人もいます。

妊娠を希望している人にとっては、高温期が短いと「妊娠できるの?」「不妊症なの?」といった不安が増してしまいますよね。

高温期が短いことが、即座に赴任に直結するわけではないですが、妊娠しにくい状態になっていることは確かです。また生理周期が長いと、低温期が長くなり、高温期が短くなる傾向があります。

今回、高温期が短い原因と改善方法についてお話します。高温期が短いからと言って、妊娠を諦める必要はありません。

少しでも可能性を見出せるように、原因と突き止めて、適切な治療を施すようにしましょう。

平均的な高温期は何日くらい?平均より短いとどうなの?

平均的な高温期は14日ほどと言われています。ただし、皆が皆きっちり14日ではなく、11日~16日と幅はあります。

排卵日の次の日から高温期1日目とカウントします。ただ、正確な排卵日を知ることは困難なので、1,2日のズレはあるかもしれません。

高温期に入ると低温期より基礎体温が0.2~0.3度上がるので、ひとつの目安にはなるでしょう。

高温期が11日以上であれば問題ないのですが、11日未満となると短いと言えます。

高温期が11日~16日であれば、ちゃんと排卵が行われ、女性ホルモンも正常に分泌されていることになります。

ところが11日未満となると、体に何らかの変化やリズムの乱れが生じていると考えられます。そのため、妊娠準備ができなかったり、着床しても妊娠が継続できないことが起こり得ます。

基礎体温の高温期が短いと、妊娠する可能性はどうなの?

高温期が11日未満で短く、低温期が長い(21日以上)場合、卵胞が育つのに時間がかかっていると考えられます。そうすると、いざ高温期に差し掛かっても、卵胞が未成熟な状態なので妊娠しづらくなります。

また、卵胞がちゃんと育って排卵しても、高温期が11日未満だと受精卵が着床しにくくなります。この場合も、妊娠の可能性は低くなると言えます。

ただ、高温期が11日に満たないからと言って、一概に妊娠しないとは言えません。実際、高温期が11日未満であった人が妊娠したという話は、1つや2つではありません。

高温期が11日以上ないと妊娠しにくいのは事実です。しかし、高温期が短い原因を確認し、その原因に沿って対処することで、高温期を11日以上にし、妊娠する可能性を高めることはできるのです。

基礎体温の高温期が短い原因1

【排卵していない】

低温期から高温期に移行する時、基礎体温がとび抜けてガクンと下がる日があります。それがおおよその排卵日に当たります。

ところが、排卵していない人は基礎体温が下がる日の見分けがつきづらく、高温期の開始がいつか不明確で、高温期がいつ始まったのか自覚できません。

そのため体が熱いと感じるのが遅く、生理が来るまでの高温期が短いと感じてしまうんですね。

排卵がない人の特徴として、冷え性、腰痛もち、普段から体温が36度以下、低血圧、寒さが苦手、体力がない、疲れやすい、いつも眠気がある、倦怠感や脱力感があるなどの症状が見受けられます。

冷え性や虚弱体質は、高温期が短い人の特徴と言えます。とは言え、漢方を服用したり体質改善することで、十分に排卵を促すことができます。