65歳から受け取れる額はいくら?

現行上、40年間納付し続けた場合、65歳から受け取れる受給額は月約6万5,000円です。国は延長後の受給額の増減について、現時点では明確に言及していません。延長の狙いは、あくまで受給水準の「維持」であると説明しています。

専門家の間では、「受給額は増えない」という意見もあれば、「現行の受給額に支払った保険料分が上乗せされる」という意見もあります。延長した場合の受け取れる金額の具体的な数字は、まだわからないという状況です。

SNSでは批判の嵐

現在、記録的な円安や物価高騰、増え続ける税金などの影響で、国民の生活が困窮しています。納付期間の延長は、さらなる打撃となることは言うまでもありません。

SNSには「老後が不安で安心して生活できない」「もはや日本に『老後』はないということ」「死ぬまで低賃金で働かされる!」「年金もらう前に死んじゃうよ」など将来を不安視する声や政府を批判する声であふれています。

「老後貧乏」を避けるためには

現役世代の不公平感は募る一方ですが、残念ながら、現状が改善される見込みはありません。公的年金を頼りにしていると、将来「老後貧乏」が待ち受けていると言っても過言ではありません。

老後の生活を不安なく過ごすためには、公的年金に頼らなくてもよいくらい、貯蓄額を増やしておくしかありません。所得を投資で増やすことも有効な手段です。

老後はまだ先と考えずに、厳しい日本の未来を見据えて今のうちから備えておくことが大切です。

文・岡本一道
政治経済系ジャーナリスト。国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。

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