感情がない人になっていませんか?本来、感情は自然とわくもの。その感情がないとなれば「病気かも?」と心配になりますよね。今回は、感情がない人の特徴や試してほしいセルフ診断、感情を取り戻す方法を解説します。

感情がない人は病気?

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

感情がないことに気づいたとき、真っ先に頭をよぎるのが「病気の心配」。

心の病気なのかも?病院に行くべき?と不安になっている人も多いのではないでしょうか?
ですが「感情がない」という症状だけでは、病気だと断定することはできません。

精神医療の現場では、感情がない人を「失感情症(アレキシサイミア)」と呼ぶことがありますが、失感情症とはあくまで性格特性を表す言葉であり病名ではないのです。

失感情症とは

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

失感情症とは、感情の認知や感情表現に障害がある状態・人のこと。
性格特性や症状の一つのため病気ではありませんが、失感情症を引き起こしている根本的原因を探ると心の病気であるケースも多く、安易に見過ごせるものではありません。

ただし、感情は心身の状態によっても左右されるため、疲れているとき一時的に感情がなくなるだけなら、失感情症の可能性は低いでしょう。

反対に「感情がない状態がしばらく続いている」という場合は、失感情症である可能性が高いので、メンタルクリニックやカウンセリングの受診をおすすめします。

感情がない人の特徴

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

感情がない人には、共通する特徴や傾向が見られます。
自分に当てはまる特徴はないか、チェックしてみましょう。

場の空気が読めない

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

感情がない人は、場の空気を読むことが苦手です。
場の空気を読むときは、相手の感情を尊重することが必要不可欠。

その場の状況から相手の感情を予測して、相手の感情に合わせた言動をしなくては、場の空気は読めません。
ですが感情がない人は、自分の感情はもちろん周囲の人の感情も理解できないため、場の空気がうまく読めないのです。

よって、感情がない人は悪気なく場にそぐわない言動を取っていることも多く、周囲の人から反感を持たれるケースも。

人付き合いが苦手

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

人付き合いに苦手意識があり単独行動を好むのも、感情がない人の特徴。
感情がない人は、他人の気持ちを理解するのが難しく、友達作りや恋愛がうまくいきにくいです。

そしてうまくいかない経験を経て、最終的には「誰かと一緒にいると疲れる」「1人が楽」という意識を強めてしまいます。
ですが、誰にも心を開かず1人で過ごす時間が増えれば増えるほど、自分だけの世界が完成して、さらに感情をなくしやすいです。

仕事では評価される

感情がない人は病気!?特徴や失感情症セルフ診断、克服法を解説
(画像=『Rolmy』より引用)

意外かもしれませんが、感情がない人は仕事で高く評価されることが多いです。
感情があるとモチベーションが下がり、仕事の成果に悪影響を及ぼすことがあります。

ですが、感情がなければモチベーションは常に一定なので、いつでも同じクオリティで仕事をこなせるのです。
また、感情がない人なら大きなトラブルが起こっても動揺しないため、テキパキと冷静に対処できることも、仕事で評価される理由でしょう。

ただし、感情がない人が評価されやすい仕事は「1人でコツコツ取り組める仕事」であり、お客様の心に寄り添うことが求められる接客業には不向きです。