3.出産を機に退職するメリット&デメリット

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

(1)3歳児神話を重視!出産を機に退職するメリット

①「ママコーチング」ができる

仕事をやめて専業主婦になったら、子どもに全力投球する余裕が生まれます。

  • 子どもと一緒に工作をして創造力を育む
  • 学習の基礎(読み書き計算)を教える
  • 生活の基礎をママの暮らしぶりから学べる
  • 外遊びを通じて四季の移り変わりを親子で楽しむ

など、高額な幼児教室に通わずとも、「ママコーチング」で教えられることは沢山あるのです。

このようなことを書くと、「保育園でも学べるのでは?」という声が必ず出ます。確かに保育園は素晴らしく、数えきれないほど多くの学びをもたらすでしょう。

しかし、保育園の中であなたの子は大多数の一人に過ぎません。

  • この子はどんなことに興味があるのか?
  • どんなところが苦手で、どんなサポートが必要なのか?
  • ○○な性格だから△△な導き方をしよう。

など、あなたの子だけに合わせた指導は、保育園では難しいのが現状です。

生まれたばかりの子どもは真っ新です。周囲の行動や言動、そして生活環境が大きな影響を与える幼少期を、お子さまと一緒に過ごせるのはとても大きなメリットと言えるでしょう。

②子どもの成長を間近で見られる

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

お子さまの成長を一つ一つ見届けることができるのも、仕事をやめる大きなメリットです。

  • 教えたことができるようになった
  • 自分でできることが増えた
  • 手伝いをしてくれるようになった

など、普段の何気ない生活の端々に、子どもの成長を感じて幸せな気持ちになるでしょう。

子どもを保育園に預けて働くママの中には、「本当なもっと一緒にいたかった。」「今なにしてるかな。寂しい思いをしていないかな。」など、葛藤しながら働いている人も大勢います。

子どもと濃密な時間を過ごせるはそんなに長くありません。10歳を過ぎると 【友達>親】になり、一緒に出掛けるのもままならない!なんていう子も大勢います。

ワーママに比べると金銭的に心もとなく感じることがあるかもしれませんが、お子さまと過ごす時間は何にも代えがたい宝物なのです。

③産前産後に余裕ができる

産前産後に余裕ができるのも、仕事をやめる大きなメリットです。

仕事復帰する場合、出産後すぐに保活のことを考えなければいけません。産後のホルモンが不安定な中、慌ただしく保活をし、子どもを預け、仕事をする。これは物凄く大変なことです。

余計なことは考えず育児に専念できるのは、仕事をやめた人だけの特権と言えるでしょう。

④新たな夢への助走期間!

仕事をやめて子育てに集中している期間は、新な夢への助走期間とも言えます。

  • 資格を取得したい!
  • 次は、子育てと両立しやすい仕事にチャレンジしたい!
  • 在宅で働くためのスキルを身に付けたい!

など、次のステップに向けて歩きだすママも少なくありません。

『PRIME』より引用
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(2)経済面に困難アリ?出産を機に退職するデメリット

①受け取れる「お金」が少なくなる

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

産休・育休を取得した場合には、次の①~③のお金を受け取ることができます。

産休・育休取得した場合に受け取れるお金
①出産育児一時金:被保険者または被扶養者が出産した時の費用
②出産手当金:出産のため会社を休み給料が出ない場合に支給されるお金
③育児休業給付金:雇用保険に加入している労働者が育休中にもらえる給付金

出産育児一時金は原則42万円、出産手当金は直近1年間の給料平均(標準報酬日額)の2/3が支給されます。

そして、育児休業給付金の額が一番大きく、産後8週~6か月間は賃金の67%、それ以降は賃金の50%が支給されるのです。

しかし、出産を機にやめてしまうと②出産手当金・③育児休業給付金を受け取ることができません。

出産手当金や育児休業給付金の支給額は得ていた給料によって変わりますが、出産を機に退職した場合と比べると受け取れるお金に大きな差が生じます。①~③トータルで百数十万円もらえる人も珍しくないので、よく考えて決断するべきでしょう。

②生涯年収が大きく下がる

当然ですが、出産を機に退職すると生涯年収が大きく下がります。

日経ウーマンによると、【育児休業を2年取得して36年間働いた場合】の生涯賃金は約2億5千万円になるそうです。しかし、【出産で退職し8年間のブランク後にパートの場合】の生涯賃金は約5千万円まで下がります。

つまり、出産を機に退職すると2億円の賃金を失うことになるのです。

お金の面だけ考えると、「産休・育休を取らないで退職なんてもったいない!」という人が多いのも納得ですね。

③再就職で元の地位に戻れる可能性は低い

「一旦退職して、出産後落ち着いてから再び就職すれば大丈夫。」と考えている人もいるかもしれませんが、子持ちの女性が再就職で元の地位に戻れる可能性は低いです。

特別なスキルや資格があれば別ですが、先に紹介したDさん(46歳)のように苦戦しているママも少なくありません。

特に、今の会社の人間関係や職場環境に満足している人は、産休・育休を取得するのがおすすめです。復帰後、「子育てと両立が難しい。」という状況になれば、その時に退職を考えればいいのです。

一方で、「今の職場が辛い。一度リセットしたい。」という人にとっては、出産はすんなり退職でいるまたとないチャンスです!

産後の転職活動は簡単ではありませんが、最近ではワーママ向けの転職サイトが充実しています。このようなツールを活用し、賢く転職活動を行うのも一つの方法です。

4.出産を機に退職して「よかった」と感じるママの4つの特徴

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

続いて、出産を機に退職して「よかった」と感じるママの特徴をみていきましょう。


①【経済面<子どもとの時間】が重要だと考えている
②資格やスキルがあり復職がいつでもできる
③または、限られた収入で生活するのが苦ではない
④出産前の職場に不満がある

このようなママは、出産を機に退職してよかった!と思えるはずです。

あなたは、経済面と3歳児神話どちらを優先しますか?自分の気持ちはもちろん、家族ともよく話し合って判断してみましょう。