現代社会では産休・育休を経て復帰する女性が増えていますが、「本当に子どもを産んでから、働き続けることができるのだろうか?」と不安に思っている人も少なくありません。

育休を取得予定だけど、仕事と育児を両立できるのか不安。すごく大変と聞くし、出産を機に退職しようか迷っている。

このような悩みを抱えているママもいるでしょう。

そこで今回は、【出産をきっかけに退職したママ】と【産休・育休を経て職場復帰したママ】の意見を総まとめ。

出産を機に退職するメリット&デメリットを整理しました。

出産が転機だと感じている方は、本記事をお読みになり、自分はどうするべきか判断してみてはいかがでしょうか。

この記事はこんな人におすすめ
①出産を機に仕事をやめようか迷っている
②自分は退職して「よかった」と感じるタイプなのか知りたい
③出産をきっかけに退職するメリット・デメリットが知りたい

1.出産を機に退職して「よかった」と感じるママの意見

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

それでは早速、出産をきっかけに退職して「よかった」と感じる人の意見をみていきましょう。

Aさん・40歳

数年に及ぶ不妊治療を経て、なんとか第一子を無事に出産。職場では年齢的に重要な立場にいたので、当然のように育休を取得しました。しかし、復帰後に与えられたポジションは自分が望むものとはかけ離れており、結局半年足らずで退職。「可愛い我が子を預けてまでするべき仕事ではない!」という気持ちが強くなったんです。世帯収入はガクンと下がりましたが、出産前に随分頑張って働いたので貯金はあります!今はこの子と過ごす時間が幸せ過ぎて、お金には代えられません。

Aさん・40歳
Bさん・29歳

私の場合、産休・育休をとるつもりは最初からありませんでした。自分の母が専業主婦だったので、働く母親が全くイメージできなかったんです。贅沢はできませんが、夫の収入だけでなんとかやれています。子どもと公園に行ったり、散歩したり、そんなたわいもない日常が過ごせるだけで幸せです。私と過ごした記憶が、子どもの心に残ってくれると信じています。

Bさん・29歳
Cさん・36歳

産後は復帰する予定でしたが、深刻な産後鬱になり退職しました。コロナ禍で里帰りできずワンオぺ育児だったのが災いしたのか、赤ちゃんの世話をする気力がなくなり、睡眠や食事もままならない状態に…。今は落ち着きましたが、私の性格では育児&仕事の両立はきっと無理だったと思います。潔く退職したのは正しい判断でした!

Cさん・36歳

いかがでしょうか?

  • 子育てに専念するために仕事をやめた人
  • 自分のキャパを考慮してやめた人
  • 仕事と育児を天秤にかけて優先すべき方を選択した人

など、三者三様な意見を聞くことができました。

また、退職した理由は違えど【出産を機に退職してよかった】と思えるのは、

  • 子どもと一緒に過ごせる毎日が幸せ
  • 自分には今の生活が合っている
  • 経済面よりも子どもとの時間が大事

など、現状に満足しているからということも分かりました。

2.出産を機に退職して「後悔」しているママの意見

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

続いて、出産を機に退職して「後悔」している人の意見をみていきましょう。

Dさん・46歳

10年前までIT関連会社に勤めていましたが、出産を機に退職。以来、専業主婦として子育てをしていましたが、子どもが10歳になり手持無沙汰になってしまいました。そこで、過去の経験を武器に再就職を試みたのですが、10年間の間にIT業界は様変わりし浦島太郎状態。ブランクのあるおばさんが採用されるのは、かなり難しいと実感しています。

Dさん・46歳
Eさん・35歳

退職してよかったと思えたのは、正直、産後1年まででした。「母親なら育児に専念しなさい。」と義理母に言われてやめたのですが、家で子どもと2人っきりで過ごすのは暇でしょうがありません。私は外で働くのが好きなタイプなのでなおさらです。仕事をしたくても、子連れでは就活もろくにできません。こんなことなら、育休を取得するべきだったと後悔しています。

Eさん・35歳
Fさん・39歳

産休・育休を経てバリバリ働いているママ友が眩しい。私は自分が楽をするために仕事をやめたので、「これが頑張った人との差か。」と思い知らされました。高価なホテルランチに誘われた時、何とも言えない虚しい気持ちになりましたよ。こんなことなら正社員でいればよかったです。細々とパートでもしようと考えています。

Fさん・39歳

いかがでしょうか?

「こんなことなら仕事をやめずにいればよかった。」と思っている人の多くは、経済面や現在の環境に不満を抱いていることが分かりますね。

そこで次では、【出産を機に退職するメリット&デメリット】をご紹介していきます。「こんなはずじゃなかった。」と後悔しないために、両者を天秤にかけ自分にとって何が最良なのか判断してみましょう。