高温期19日目:陰性だけど妊娠⁈

体温が高い19日目を過ぎても「生理が来ない」ので検査薬で確認してみると「陰性」・・・。

期待していた分、「陰性」の判定を見ると残念な気持ちになりますね。

妊娠の判定ではないのに、生理がなかなか来ないこともあります。

その原因は何なのか見ていきましょう。

1.「フライングで検査をしてしまった」場合があります。

最近では1日目から使用できる検査薬もありますが、まだ検査薬が判断するのに必要な「hCG」ホルモンの値が50mIU/ml以上になっていないため、「陽性」にならずに「陰性」となった場合が考えられます。

多く出回っている基本的な一週間から使用できる検査薬で、期間を空けて検査を再度してみましょう。

2.「排卵日が遅れていた」場合があります。

一般的な一週間目(排卵日の2週間後)から使用できる検査薬で「陽性」反応がなければ生理が来るでしょう。

予定通りに生理が来ないのは、体のリズムに変化があり、ご自分が思っていた「生理予定日」からズレていて「陰性」の反応がでた可能性があります。

場合によっては「妊娠」していることもありますので、期間を空けて検査を再度してみましょう。

また、体に「腹痛」「出血」などの症状がでていないか確認をしてください。

万が一、「腹痛」「出血」がみられた場合は、早めに産婦人科へ受診してください。

3.「ホルモンのバランスが乱れている」場合があります。

女性の体は神秘的でデリケートです。このリズムが乱れてしまうと排卵が起きなかったり、遅れたり、生理不順になったりします。

必要以上のダイエットはされていませんか?不規則な生活になってはいませんか?ストレスはないでしょうか?

ちょっとしたことでホルモンのバランスは乱れてしまいますので、生活を見直してみてくださいね。

ホルモンの乱れは1回の生理遅れであれば自然と戻りますが、生活習慣が改善されなかったり、ストレスが続くと、なかなか正常なホルモンには戻りません。

生理不順が長く続くようであれば婦人科を受診することをオススメします。

高温期19日目:体温が下がる

体温が高かったのに下がるのは、生理が来るのを示しているのかもしれません。

しかし、この時期は「妊娠」の可能性はゼロではありませんので、体温の測り間違えをしていないか念のため、翌日も体温を測ってみましょう。

また、体温が下がると、お腹の赤ちゃんが心配になりますね。

体温が下がる原因は何か見ていきましょう。

寒い季節でも体温は高いことが多いのですが、まれに寝室などの気温が低いと体が冷えて体温が下がることもあります。

また、体温を測るときは、目が覚めてすぐに舌の裏に体温計を入れますよね。

この位置がズレてしまっているために下がることも考えられます。

そして、「妊娠」すると心の変化もあり、不眠や睡眠不足やストレスを過度に感じたりもします。

そのために体温が乱れてしまうことがあります。

もし、体温以外に体に「腹痛」「出血」などの症状が見られた時は、早めに婦人科を受診してください。

高温期19日目:出血

「陽性」なのに出血したら、「流産」をしていないか不安になりますね。

体温が高く続いている19日目の出血の原因は、いくつか考えられることがあります。

どのようなものがあるのか見ていきましょう。

1.「絨毛性出血(じゅうもうせいしゅっけつ)」が考えられます。

これは受精卵が子宮に着床した後に赤ちゃんの元となる細胞が子宮内膜に潜り込もうとして起こるものです。

この出血は心配することはありません。

ただし、他に体に「腹痛」「出血」があったら、早めに産婦人科を受診してください。

2.「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」が考えられます。

これは、以上妊娠の一つです。絨毛組織と呼ばれて絨毛組織の染色体異常が原因ですが、受精卵が胎盤の元になる組織が上手く育たずに絨毛が水膨れのようになります。

早めに産婦人科を受診しましょう。

3.「子宮外妊娠」が考えられます。

これは、本来は子宮内膜に着床するのですが卵管で着床してしまい妊娠することをいいます。

200~500回の妊娠中1回ほどみられるものです。

体温が下がることはありませんので、腹痛など他に症状がないか出血量は増えていないか確認してください。

「子宮外妊娠」では受精卵が細胞分裂を繰り返し育っていきます。

母体が危険な状態になってしまいますし、対処が必要ですので、他に腹痛があったりと体に症状があったら、早めに産婦人科を受診してください。