【母乳はいつまで?】母乳の保存方法と保存期間
まずは搾乳します。
手で搾乳する場合は母乳を入れるための耐熱ガラスもしくは耐熱の哺乳瓶を用意してください。
搾乳器があるのであれば専用の容器があるのでそれを使いましょう。
容器は熱湯消毒を必ずしてください。
消毒後の容器に母乳を搾ってためます。
ガイドラインでは常温保存であれば容器のまま19~26℃で6時間は保存できると定められています。
ですが、細菌の繁殖や衛生面を考えると最低でも30分以内にあげることが理想的です。
30分以上たってからあげる場合は蓋をして冷蔵庫で保存したほうが無難です。
冷凍する場合は母乳を市販されている母乳保存用ジッパーつき袋に1食ごと小分けします。
搾乳日を明記することができるので日付を忘れずに書きましょう。
後は冷凍庫にできるだけ平らにして入れて下さい。
ガイドラインでは冷凍保存であれば4℃以下で3~8日間保存ができると定められています。
しかし、一般的な家庭用冷蔵庫は詰め込み具合や開閉時間によって1~5℃と温度が変化します。
母乳を保存する場合は今日の分は今日あげると決めて、最低でも24時間以内にあげるようにしましょう。
【母乳はいつまで?】保存した母乳の授乳方法
室温または冷蔵保存の場合は湯せんにかけて人肌に戻します。
冷凍保存の場合は自然解凍させるか、流水で解凍してから清潔な哺乳瓶に移して湯せんにかけて人肌まで温めましょう。
50℃以上の熱いお湯や直火、電子レンジを使って加熱することは避けて下さい。
母乳の成分が破壊され分離してしまいます。
せっかくの理想的な栄養が台無しですよ。
冷凍保存していた母乳を解凍したときは最低でも10時間以内に使い切りましょう。
また、再冷凍は決してしないようにして下さいね。
【母乳はいつまで?】母乳とミルクの混合でもOK?
母乳だけではいつまでも子供の体重増えず、平均体重から下に入ってしまう。
そんな時は育児用ミルクに切り替えるか悩みますよね。
お医者さんも、体重が平均より下がるとミルクをたすように指導します。
でも理想的な母乳の栄養や免疫を与えてあげたいですよね。
そういったときは育児用ミルクと母乳の混合でも免疫物質を与えることができますよ。
両方あげることは「混合育児」と呼ばれています。
混合育児は母乳の出が少ないお母さんや、妊娠前や妊娠中から体調や体質に問題があったお母さんが上手く赤ちゃんを育てるために有効な手段です。
育児用ミルクと母乳の割合はそれぞれで、平均的な割合はありません。
母乳をあげてすぐ赤ちゃんが口をパクパクしたり、30分以内に泣きだしたりする場合は母乳が足りていないサインなので育児用ミルクをあげましょう。
ただし、育児用ミルクをあげすぎると赤ちゃんのお腹が減らずに次の授乳まで時間が空いてしまうことがあります。
授乳間隔は最低でも3時間を目指して、赤ちゃんが満足しすぎない育児ミルクの量をあげるようにして下さい。
赤ちゃんに飲んでもらうことで母乳は生成されます。
3時間以上あけると母乳の生成が減ってしまうので注意してくださいね。