【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果
母乳育児をすることで産後のダイエットがスムーズに行えます。
妊娠中は赤ちゃんを産めば体重は元にもとると思いがちですが、出産後もなかなか体重は減らないものです。
母乳をあげるためには1日に500カロリーを消費するといわれています。
無理なダイエットの必要もなく、何もしなくても産後のお腹が戻るのですからとても理想的です。
ただし、母乳をあげるためにお母さんは甘いものや油ものを無性に食べたくなることがあります。
そうするとダイエットの効果はマイナスです。
しかも、甘いものや油ものを食べると乳腺炎などのトラブルに見舞われる可能性もあります。
食事内容には気をつけるようにしましょう。
【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット
母乳に危険が無いとはいいきれません。
妊娠中の過ごし方や、妊娠以前の生活環境、そして現在の環境によっては母乳自体が汚染されている可能性もあるからです。
その汚染物質が赤ちゃんにどのような影響を与えるかは、まだ解明されておらず調査がつづけられている状態です。
母乳をあげることで赤ちゃんに影響が出る可能性のある問題を2つご紹介します。
【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響
ダイオキシンは農薬や産業廃棄物の焼却によって発生した塩素化合物です。
いつまでも水にはとけませんが脂肪にはとけます。
体内に蓄積され、一部は肝臓から排出されますが腸から再吸収され完全に排出するまでに長い時間がかかります。
体に入ったダイオキシンが半分に減るまで7年かかり、いつまでも体の中で存在し続けます。
母乳には100ccに3g以上の脂肪が含まれます。
脂肪に溶けたダイオキシンが母乳から排出されて赤ちゃんが摂取してしまう可能性があります。
ダイオキシンの摂取経路は90%が魚介類、肉、乳製品、卵に由来する食べ物からです。
妊娠以前に食べたものでも蓄積されていると考えると、どなたでも危険性が考えられます。
【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響
母親が妊娠前や妊娠中に血液の感染症である成人T細胞白血病(ATL)や後天性免疫不全症候群(エイズ)に感染している場合は、血液からつくられる母乳を介して原因ウイルスが赤ちゃんの体に侵入してしまいます。
すると、赤ちゃんは病気に垂直感染してしまうのです。
妊娠以前、最低でも妊娠初期には感染が判明していることが重要です。
適切な対応をとれていれば赤ちゃんへの感染率は1%以下となります。
その対応とは服薬、帝王切開での出産、育児用ミルクでの授乳です。
赤ちゃんの感染の最終判断は1歳6ヵ月の時点で感染していないことを確認するまで証明できません。
妊娠中も育児中も注意をして観察する必要があります。
【母乳はいつまで?】離れていても母乳はあげられる?
妊娠中の理想としては母乳をあげる計画でいても、生活環境によっては授乳が難しくなることもあります。
まだ月齢が低く、育児用ミルクに切り替えるのであれば上手に母乳を保存しておけばあげることができますよ。
本来は生ものですから赤ちゃんにすぐあげることが望ましいです。
母親が赤ちゃんから離れなければならないという理由であれば、事前に搾乳して保存した母乳を飲ませてあげることも可能です。
他の人に赤ちゃんのお世話をお願いするとき、保育園やシッターさんであればプロですから冷凍母乳のことは理解しています。
問題は、父親や祖父母です。
注意点を説明して、理想的な栄養たっぷりの母乳を飲ませてあげて下さいね。
保存する方法や期間、飲ませる方法をご紹介します。