赤ちゃんに初めて母乳をあげたときの感動は一生モノです。でも赤ちゃんはいつまで母乳を必要としているのでしょうか?仕事で卒乳時期を早く計画したい方もいます。母乳はいつまであげるべきか疑問を解くために理想的な卒乳の時期や母乳と育児ミルクについて説明します。

母乳を卒業する時期は?理想の時期を考えよう!

母乳を最低でもいつまであげるべきか?お母さんは悩みますよね…
妊娠中は赤ちゃんが欲しがるのであればいつまでもあげると考えていても、仕事の復帰や色々な条件で育児用ミルクに切り替えなければならないというケースもあると思います。
最低いつまで母乳が必要なのか知っておきたいですよね。

そこで、赤ちゃんにとって母乳がどれだけ重要であるかと共に、最低いつまで母乳をあげるべきか国内の平均、世界の平均を参考にしてみましょう。
合わせて、母乳や育児用ミルクについての情報もご紹介します。

お母さんにもそれぞれの生活や目標があります。
ご自身と赤ちゃんにあった形で卒乳を迎えることがベストですよ。

卒乳が早い、遅いはお母さん赤ちゃんの組み合わせそれぞれですが母乳には大切な意味もあるのでご説明します。

【母乳はいつまで?】母乳をあげる意味は?

母乳をあげることで赤ちゃんにとって理想的な栄養を多くあげることができるからです。
母乳にはタンパク質、脂肪分、乳糖、ビタミン類、ミネラル、塩分、ホルモン酵素…
多くの栄養が赤ちゃんの消化・吸収しやすい性質で含まれています。

産まれた時点で母乳はその子にあったスペシャルメニューに変わるのをご存知ですか?

未熟児を産んだお母さんの母乳には未熟児の成長に必要なたんぱく質や電解質が豊富に含まれます。
成熟して産まれた子を持つお母さんの母乳とは全く成分がことなります。

また、赤ちゃんを健康に保つための豊富な免疫物質が含まれます。
通常の母乳(=成乳)に含まれる免疫物質は白血球、ラクトフェリン、グロブリンA(分泌型免疫IgA)、グロブリンGなどです。

もちろん成乳も大切ですが、重要なのは出産してから2~3日の母乳です。
この母乳は「初乳」とよばれいつまでも出るものではありません。
分泌量は少ないですが黄色くこってりと濃厚です。
初乳はグロブリンA、白血球などの免疫物質が成乳の100倍の濃度で含まれているのですよ。

初乳をあげることでこれらの免疫が胃や粘膜から赤ちゃんの体に広がってゆき、免疫力を調整して、抗菌・抗ウイルス作用を発揮します。

「母乳をあげて育てる赤ちゃんは丈夫」といわれますがそれは「初乳」を飲むことが最低条件です。

さらに、赤ちゃんが風邪をひくとお母さんの母乳から風邪のウイルスを倒す抗体が出るという調査結果もあります。
母乳をあげていると薬の飲めない赤ちゃんの病気の進行を抑えることができると考えられます。

母親の体は赤ちゃんが飲む限りいつまでも母乳を生成します。
1歳を過ぎて飲んでいる母乳にも成乳に含まれる免疫物質が豊富に含まれます。
母乳をあげることで子供の体を健康に保ってくれますよ。

母乳はいつまであげるべき?理想は?
(画像=『Lovely』より引用)

【母乳はいつまで?】育児用ミルクと母乳の違いは?

大きな違いは母乳には理想的な栄養の他にもホルモンや酵素、免疫物質が含まれていることです。
母乳に含まれる免疫物質は赤ちゃんの体を細菌やウイルスから守ります。
免疫物質を多く含む初乳は最低限飲ませてあげて下さいね。

栄養面で考えると、育児用ミルクの品質は向上しており、母乳と比べても大きな差はありません。
ただ、母乳のほうが未熟な消化機能でも消化吸収がしやすい成分です。

育児用ミルクはあくまで母乳の代用品です。
少ししか出なくても母乳をあげて、どうしても足りないというケースで育児用ミルクを補助食としてあたえるようにして、育児用ミルクだけで育てることはあまり推奨されていない傾向が強いです。

ただし、育児ミルクにも利点はあります。
誰でも授乳できるので育児の喜びを父親が感じることもでき、育児の負担が母親に集中することを回避できます。
母親が病気の薬を飲むことも可能です。
また、母乳のように消化が良くは無いので腹もちが良く、夜もしっかり眠ってくれることが多いです。

母乳をあげる行為は母親の愛情や責任を強くさせて母親の自覚を持つために重要です。
赤ちゃんと触れ合うことで絆も深まり、赤ちゃんは母親に抱かれることで安心を得ることができます。