食育・スローフードな食材の子供にとってのメリット

食育やスローフードは子供の心も体も育てることができます。

食べることを楽しむって、本当に大事なことですよね。具合が悪くてあまり食べられない時や、風邪をひいて味覚が薄れている時なんかにも、そう痛感したことはありませんか?食べることは、人間の生命に直結するのはもちろんですが、子供にとってもメリットはたくさんあるんですよ♪いくつかそのメリットをご紹介します。

添加物・防腐剤の不要な摂取を避けることができる!

旨味や見た目をよくするための食品添加物。あるいは、腐るのを抑える防腐剤。こういったものは、今やスーパーに並ぶ食料品に当たり前のように入っていますよね。商品の詳細まで確認していないという方もいるかもしれませんが、いくら国で認められているとはいえど、添加物や防腐剤の中には摂取過多してしまうと、発がんリスクを上げてしまうものや、皮膚疾患のリスクを増やすものがあるのも事実です。

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

『取りすぎなければ良い』『国が使ってOKって言ってるんだから』と思うかもしれません。それに今は添加物などが入っていない食べ物を見つける方が難しいくらい、至極当然かのように食料品に使用されています。

しかし、子供にリスクのあるおやつや食品を与えることを考えると、できれば避けたくはありませんか?食育のためにも、手作りのおやつ・添加物不使用食材などを使用すれば、そんなリスクは軽減することができますよ♪

『食』のありがたみをわかる子供に育てられる!

お金を出せばどんなものでも食べられる時代ですが、食育をすることで、食材を無駄にしたり(平気で残したり)、食べ物で遊んでしまったりすることは減らせるのではないでしょうか?

子供の頃からスローフードになじみがある人の場合、大人になっても塩分過多になってしまったり、食をただの❝パワー補給❞として捉えたりするようなことも減ってきます。ある意味、味音痴にならないでいられるともいえるのかもしれませんね。

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

食育が不足していたり、スローフードの考え方を知らないでいると、食事に対するありがたみを忘れてしまいます。すると、とりあえずの栄養補給・バランス取れたら良いやと、体を大事にしない食生活をしてしまいがち…。

忙しいから食事は適当でいいや、お金出せば美味しいものなんて食べられる…こんな発想では、食べることの楽しみが激減してしまいます。子供の頃からの食の感覚って、生涯付きまとってくるんですよ!

食育・スローフード食材は節約にもなる?!

子供ってお菓子がとっても大好きですよね。でも…毎回買い続けていると、そこそこ家計を圧迫するものになっていないでしょうか?

ただ、ケーキやクッキー、ポテトチップスなどは家庭でも作ることができる上に、コスパも良いもの。ケーキやクッキーは一度材料を揃えてしまえば、アレンジも可能ですから、長期的に考えたら断然安上りなはず♪それに、子供と一緒にお菓子作りをしてみるというのも一種の食育。

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

お菓子以外でも、外食や即席の簡単にできる料理やスーパーなどの惣菜もたまには良いのですが、やはりどうしても高くついてしまいますよね。食材を無駄にすることなく計画的に使用し、家で家族と食事をした方が、家計としては助かるのは間違いありません。

しかも、せっかくの外食といっても、ある程度のお店へ行かない限り、どんな食材を使われているかもわかりませんし、レンチンしただけのものもあるでしょうから…。

食育・スローフードな食材の子供にとってのデメリット

自然や地球、子供の健康にも心にも良い食育や食材、スローフードといっても、❝目先❞のことだけ考えるとデメリットに感じることもあるのは事実です。きっと、みなさんもこれまでの食育やスローフードの解説で、『確かに言っていることはわかるし、大事なことなのはわかる…でも…』というモヤモヤがあるのではないでしょうか?

そのネックになる部分について、具体的に少し考えてみましょう!

子供のためとはいえど…手間がかかってしまう

たとえば、出汁ひとつにしても今では顆粒だしがあり、『毎回ちゃんと昆布やかつお節、煮干しなどを使用して出汁を取っています!』という方は、相当食にこだわりがある方でもない限り、少ないのではないでしょうか?

時間も手間もかかってしまいますし、味がある程度になるのであれば、『そこまでやってらんないよ…』という気持ちになるのも、もちろんわかります。今は即席のスープや味噌汁だろうが、美味しいものもありますもんね!

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

働いている方・子育てに追われている方などからしたら、ご飯を作る時間は極力短く済ませたいという本音もあることでしょう。スローフードや食育を追及していくと、食事作りがとんでもない手間になってしまうはずです。

もちろん出汁から全部やれという話ではないのですが、ある程度のクオリティーを保とうとすると、必然的に炊事に対する時間が増えてしまうため、プレッシャーになってしまうこともあるかもしれませんね…。

料理が苦手な人・多忙な人には苦労が多くなってしまう…

いくら子供のためとはいっても、料理が苦手な人や共働きで多忙を極めている人からしたら、手料理にこだわるというのは酷な話かもしれません。ただでさえ料理が苦手ともなると、料理のレパートリーを増やすこと自体が、苦痛でしかないなんてことになる可能性もありますし…。

料理が苦手ではないとしても、仕事で忙しいという方は、休みに作り置きというのも骨を折る作業でしょうし、ゆっくりもしたいですよね。

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

食育や食材選び、スローフードの考えを大事にすることは、子供のためにもなるとはいえ、いつでも手作りのご飯、いつでもオーガニック食材をと頑張りすぎて、親御さんの負担になり過ぎてしまっては困りもの…。

無理やり親御さんに強制できるものではないので、そこにこだわるあまりストレスにしかならないのであれば、できる範囲でも構いません。意識を少し変えてみる、そういったところから始めてめると良いですね♪

子供のためとはいえ…オーガニック食材は少し割高

オーガニック食材や、健康的に育てられた国産肉などはどうしても高いんですよね!あえて❝健康的に育てられた国産肉❞と記載しましたが、食育やスローフードの学びを深めていくとある事実を知るはずです。

それは、海外と日本の精肉の違いです。たとえば牛肉。なぜ国産牛より海外産の牛の方が安価なのか考えたことはありますか?同じ牛肉ですし、輸送費などを考えると海外産の方が高そうなものです。海外の方が牛がたくさんいるからでしょうか?

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

…答えは実は、飼育方法にあります。発達を促すため肥育ホルモン剤を投与し、通常より早く発育させているので大量に輸出できているんですね。日本では肥育ホルモン剤を使用することは認められていないにも関わらず、輸入は認められています。

言うまでもなく、国産牛の方が手間暇がかかっているので、海外産のものより単価が上がるわけです。日本での販売が許可されている以上、体に害があるというわけではないのですが、スローフード運動が活発なヨーロッパでは肥育ホルモン剤は禁止されています。

子供のために取り入れたい!食育・スローフード食材のメリット
(画像=『Plus Quality』より引用)

オーガニック野菜なども、農薬や化成肥料を使用しないとなると、虫にくわれたり、収穫までに時間がかかったり、いびつな形に仕上がったりして、出荷できないこともありえます。それだけ手がかかるので、相当大規模な農園でもない限り、単価は上がってしまうのは必至。

補足ですが、遺伝し組み換えで変形しにくい品種なんかも出ていますが…スローフードに重点を置きすぎると、エンゲル係数は高くなってしまうのは否めません。