ライフステージや自分の好みなど、人にはそれぞれ状況があります。よって、学習法にもテキストにも絶対的正解はないのですよね。ついつい口コミやオススメなどで導入したくなりますが、それが自分に合っていれば万々歳。そうでなかったとしても、あまり気に病むことは無いように思います。

私もテキストに関してはずいぶん寄り道してきました。英検合格を目指していたころは、単語集を購入するも、開始から数ページで挫折。テキスト代がもったいないなあと思いつつ、どうしても食指が動かずでした。ラジオやテレビ講座で英語を学んだこともありましたが、継続したものもあればフェードアウトしたものあり。自分との相性ということなのです。

勉強法だけでなく、仕事であれ、人間関係であれ、人は「考えながら生き続ける」以上、変化していくのだと思います。それまで合っていた方法が突如合わなくなることもあります。仕事であれば、入社当初はとてもやりがいを感じていたのに、何だかしっくりこなくなってしまう。仕事の醍醐味を見出せなくなることもあるでしょう。人付き合いでも「あんなに仲が良かったのに、なんか最近そりが合わない」というケースもありえます。

要は自分も変わる、相手も変わる、置かれている境遇も変わるのです。すべてが固定していれば、そうした齟齬を感じることはないでしょう。でも、人は物事を考え、それに合わせて自分も変わり、変化していくのです。変わりゆく自分を否定するのではなく、それと共存することが大事だと最近私は思います。