地方移住に興味があるけれど、どういう形での地方移住が可能なのか、まったくわからない、そんな方向けに地方移住の基本を紹介します。まずは地方移住の種類について紹介! Uターン、Iターン、Jターンなどの用語も解説します。
そもそも地方移住って何?基本的なところから解説
地方移住とは東京や大阪などの大都市圏から地方に移り住むことを言います。一昔前までは地方移住をするのは、定年退職し第二の人生を過ごすことを目的としている方が中心でした。しかし、近年では若い世代からも地方移住が注目されていて、田舎暮らしへの憧れや都会でのストレスからの解放を目的として地方移住をする方もいます。
地方移住は単なる引っ越しとは異なり、ライフスタイルや環境の変化を求めることがほとんどです。出産後、子供にとって良い環境で生活をさせたいと望んで地方移住をする若い世代の夫婦もいて、都会から離れて自然が豊かな地方へ移住しゆとりのある生活を楽しんでいます。
どのくらいの人数が地方移住をしているの?相談件数も調査!
若い世代からも注目されている地方移住ですが、実際にどのくらいの人が地方移住をしているのか気になりますよね。どのくらいの人が地方移住をしているのかの調査をまとめましたので見ていきましょう。
2014年には1万人以上が地方移住を決断!
毎日新聞とNHK、明治大学地域ガバナンス論研究室の共同調査では2014年に地方移住を決断した人は1万1735人で、2009年からの5年間で4倍以上にも増えていると報告されています。
地方移住をすることは今までの生活環境を大きく変えることになりますが、地方での生活に魅力を感じて多くの人が地方移住を決断しました。地方への移住に興味を持ち実際に行動をする人が多いのですね。
地方移住の相談件数は年間約5万件!
年 | 年間相談件数 |
---|---|
2009年 | 3,823 |
2010年 | 6,021 |
2011年 | 7,062 |
2012年 | 6,445 |
2013年 | 9,653 |
2014年 | 12,430 |
2015年 | 21,584 |
2016年 | 26,426 |
2017年 | 33,165 |
2018年 | 41,518 |
2019年 | 49,401 |
東京の有楽町にある「ふるさと回帰⽀援センター」への地方移住の相談件数は2019年は49,401件でした。2009年から相談件数が毎年右肩上がりで増えています。この結果から地方移住に魅力を感じて、実際に地方移住をしてみたいと考える人が増えていることがわかるでしょう。地方移住は生活に大きな変化を与えることから、移住を決断する前に⽀援センターで話しを聞くことで安心して移住をすることができますね。
コロナウイルス流行を機に地方移住への注目が高まりつつある?
また、2020年のコロナウイルス流行で在宅勤務を経験する人が増えた結果、「通勤しなくていいなら、なぜ都心に住まないといけないんだっけ?」、「リモートワークできるなら自然豊かなところに住みたい」など地方移住へのニーズが高まりつつあります。2020年の「ふるさと回帰⽀援センター」への相談件数は2019年以上に伸びるのは間違いないでしょう。