ハーブオイルを手作りする際におすすめのキャリアオイル
キャリアオイルはスキンケア効果が高く、オイル美容として注目されているオイルです。もしかしたらアロマオイルの原料というよりも、スキンケア効果のあるオイルという印象の方が強いかもしれませんね。
キャリアオイルはスキンケアにも最適ですので、アロマオイルを使って残った分はスキンケアやボディケアをするときに使いましょう。
ただ、オイルを使うときに心配なのが油焼けですが、油焼けはすべてのオイルで起こるわけではありません。精度が低くて不純物が混ざっているオイルは、紫外線によって酸化しやすく油焼けにつながるのです。
また、精度が高くても、もともと酸化しやすいオイルだと油焼けするおそれがあるので注意が必要です。酸化しやすいオイルは、グレープシードオイル、ローズウッドオイル、馬油などです。これらのオイルは朝や日中のスキンケアには使わないようにしましょう。
逆に酸化しにくいオイルは、オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなどです。しかも、ココナッツオイル、ホホバオイル、アルガンオイルには日焼けを予防する効果も期待できるのです。
アロマオイルの材料としてだけではなく、スキンケアにも使いたい場合はオイルのテクスチャだけでなく種類も意識して選びましょう。
では、手に入りやすくてなじみの深いキャリアオイルをご紹介します。
グレープシードオイル
ブドウの種(グレープシード)から抽出されるオイルで、軽くてさっぱりして伸びの良いオイルです。低刺激ですので、敏感肌の方でも安心して使うことができますよ。
また、グレープシードオイルはほぼ無臭でアロマオイルの香りを邪魔しません。
グレープシードオイルは酸化しやすいリノール酸が主成分です。酸化を抑えるビタミンEが豊富に含まれていますが、早めに使い切ることがおすすめです。
オリーブオイル
オリーブオイルは料理に使われることも多く、なじみのあるオイルですよね。ハーブオイル作りに使う場合は、エキストラバージンオイルがおすすめです。
オリーブオイルには、ビタミンEやAが含まれているので、肌を柔らかくしてシミを予防する効果が期待できます。
ただ、オリーブオイルには特徴的な香りがありますので、香りが気になる場合はほかのキャリアオイルと混ぜて使いましょう。
ホホバオイル
サラッとしていて伸びが良いオイルですので、美容オイルのベースとして使うのがおすすめです。ホホバオイルは酸化しにくく変質や劣化もしにくいので、急いで使い切る必要がなく、とても使いやすいオイルですよ。
また、ホホバオイルはほぼ無臭ですので、アロマオイルの香りを邪魔することもありません。
ヘーゼルナッツオイル
ヘーゼルナッツオイルは、ナッツの香ばしい香りが特徴的なオイルです。テクスチャは重めですが、伸びが良くて浸透も早いので、スキンケアやマッサージなどに使いやすいですよ。
ナッツの香りが気になる場合は、香りのないホホバオイルなどを混ぜることがおすすめです。
スイートアーモンドオイル
精製の仕方によっては、ほのかにアーモンドの香ばしい香りがするオイルです。少し重めですので、夏よりも秋冬の使用が適しています。
スイートアーモンドオイルには、オレイン酸・リノール酸・ビタミンB・ビタミンEなどの栄養分を豊富に含み、どんな肌質の方にも合いますが、特に乾燥肌の方におすすめですよ。