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2019/12/09

【FP解説】NISAで投資信託をはじめるべき3つの理由

(写真=PIXTA)
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税金なしで運用できるNISA(ニーサ)は、後からスタートした「つみたてNISA」と区別し、近年では「一般NISA」とも呼ばれています。NISAでは株式か投資信託へ投資できますが、特に投資信託ととても相性がいいため人気があります。

ここでは、NISAと投資信託の仕組みやメリットについて基礎からわかりやすく解説していきます。なお、本記事でNISAはすべて「一般NISA」と読み替えてください。

NISAと投資信託の基礎知識

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NISAってどういう制度?

NISAは年間120万円までなら利益に税金が掛からずに投資ができる制度です。NISA以外だと利益に約2割の税金が掛けられてしまい手取りが減ってしまいます。NISAを利用すれば税金なしで運用できますから効率の良い資産形成手段として有効です。なお、この制度を使うためには、専用のNISA口座を開設する必要があります。

投資信託ってどういう商品?

投資信託とは、株式など複数のリスク資産を1つにまとめた商品のことを指します。1つに集中投資せずに分散投資されていることが大きな特徴です。分散投資するとリスクが下がることが期待できますので、これから投資を始める初心者の方にもおすすめです。

NISAで投資信託をおすすめする3つの理由

(写真=kenary820/Shutterstock.com)

NISAの非課税枠を使いやすい

NISAでは年間120万円まで投資できますが、株式だと使い切ることが難しいです。ちょうどよい株価で買えればよいのですが、大半の株価は10円、1円単位で値動きしています。ぴったり120万円で買うことは難しいといえるでしょう。

投資信託なら買いたい金額で買えるだけ買うという注文ができます。これなら120万円の枠を使い切りやすいですよね。

多くの投資信託は金額を指定できますが、まれにできない投資信託や金融機関がある点にはご注意ください。

個別の株式よりリスクが下がりやすい

そもそも利益がなければ税金は掛かりません。NISAでは損をしてしまうと非課税の意味がなくなってしまうのです。

投資信託なら分散投資がなされているためリスクが小さくなる傾向があります。絶対に損をしないというわけではありませんが、小さいリスクの方が損の可能性は小さくなるでしょう。

さまざまな資産に分散投資できる

そもそも投資信託でなくても分散投資はできますが、どうしても120万円の枠の中では限界があります。投資信託なら銘柄を1つ買えば数十銘柄へ分散投資ができ、さらに債券・不動産といった株式以外の資産や、海外の資産にも簡単に投資ができます。金額に上限があるNISAで分散投資するなら投資信託がぴったりなのです。

NISAでおすすめの投資信託

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バランス型の投資信託

さまざまな資産へ投資し、より分散投資効果を強めているのが「バランス型」投資信託といいます。分散投資効果が高いため、よりリスクを抑えた運用が期待できおすすめです。

先進国株式型の投資信託

バランス型ではない投資信託は、株式だけ・債券だけのように、1つの資産へ投資しています。単一の資産へ投資するタイプでも、複数の銘柄を組み立てているので分散投資効果は働いています。

株式だけの投資信託もNISAではおすすめです。特に先進国の株式は長期に上昇を続けており高いリターンを実現してきました。バランス型よりリスクは高くなり、また海外への投資は為替のリスクもありますが、より高いリターンを求める方には選択肢になるでしょう。

NISAで投資信託より株式を買った方がよい方

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リスクを取っても大きなリターンを追求したい方

投資信託は分散投資効果によりリスクが下がりますが、その分リターンが下がることは避けられません。より積極的にリターンを追及したいなら個別の株式を選択した方がよいかもしれません。

例えば、2018年は個別の株式で倍以上になった銘柄が104銘柄ありました。このように、個別の株式には投資信託では得られないようなリターンの可能性があるのです。

もちろん株式はリスクも大きいです。2018年に倍以上になった株式があった一方、3分の1以下(▲70%以上)となった銘柄も43銘柄ありました。NISAに限りませんが、リターンを追求するなら、その分のリスクを抱えるということは肝に命じておきましょう。もちろん、リスクが取れるという方でも、余裕資金で運用するなどの工夫が望ましいですね。

投資信託の運用コストに不満がある方

リスクとリターン以外に、コストに対する強いニーズがある方も投資信託より個別の株式の方がいいかもしれません。投資信託には運用中のコスト「信託報酬」が掛かります。個別の株式にはないコストなので、「運用中のコストは負担したくない!」という方は個別の株式を選択するとよいでしょう。

積極的投資ならNISAで株式も選択肢に

120万円の非課税投資枠を使い切りやすい点や、分散投資でリスクが低くなるというポイントから、NISAと投資信託の相性はよいと考えられます。

しかし、リターンをより追求する方であれば個別の株式を選択してもよいでしょう。大きな利益が出れば非課税の恩恵も大きく感じられるでしょうし、NISAを上手に活用しているといえます。

NISAは2023年までの期間限定の制度です。せっかくの制度ですから有効活用し、資産運用に役立ててください。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)

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