人間不信の心理的特徴や症状④人を試すようになる
人間不信になった時に、ある意味一番悲しいことのように思える症状として、人のことを試すようになるという症状があります。
人を信用することができないという心理的特徴が、人を試すという行動に繋がってしまう場合があるのですね。
例えば恋愛面でしたら、パートナーに自分が好きかどうかを試す為にわざと仮病を使ってみたり嘘をついたり。
友達にも友情を確かめるために、ありもしないような状況に自分をおいて友情か自分のどちらをとるのかなどを試すという特徴があるのです。
安心が欲しいという心理が、このような行動、発言に繋がってしまうのでしょう。
しかし試されている相手はこれが、人間不信の症状によって人を試してしまうという症状によるフィクションだということなどもちろん知りません。
友情や好意を確かめるためにわざと心配をかけるような嘘をついたとしても、相手は本気で心配をする可能性があります。
ですがそれが人を試すためのフィクションだと知れば、相手が怒ってしまうのは当然です。
試すつもりが、むしろ友情も恋愛もパーになってしまうなんてことにもなり兼ねないのです。
このような悲しい心理的特徴に陥ってしまう人間不信の症状は、早く克服して通常の人付き合いが出来るようにしたいものですね。
★人間不信になる原因(1)【人からの裏切り】
人間不信になる原因の一つとして、人から裏切られるという経験があります。
友達から裏切られたり、信じていた先輩や上司に裏切られたり。また恋愛面においても彼氏から裏切られたりなど、心に傷を負っている状態なのですね。
この心に負った傷をかばうために、人と距離をとってしまうのです。
人を信じさえしなければ、このように裏切られる事も無いという心理を持っているのでしょう。
この裏切りという行為ですが、もしも自分が普段からあまり気にかけていないような人。
むしろ、あまり良い印象を持っていないような人からの裏切り行為であれば、人間不信に陥る可能性は比較的低くなります。
そうではなく、自分が親友だと思っていたとか、信頼できる先輩や上司、愛し合っていると思っていた彼氏など、自分が好意を持っていたり特別な存在と思っていた人からの裏切りというのは、心に深い傷を作ってしまい人間不信に陥ってしまいやすいのです。
★この場合の人間不信の克服方法や治し方!
では、このような自分にとって特別な存在である人からの裏切りよって人間不信に陥ってしまった場合の克服方法や治し方ですが、この場合はまず人の良い部分を見つけることが大切です。
やはり誰か心から信じていた人からの裏切りということですので、また新たに人のことを信じるというのには抵抗を感じてしまうかもしれません。
この状態では、自分の周りにいる人がみんな裏切り者のように写ってしまうこともあるでしょう。
しかし、世の中裏切り者ばかりではありません。自分と向き合い、ちゃんと助けてくれるような人も存在します。
そのような人を自分が人間不信に陥っているからと見過ごしてしまうのは、もったい無いですよね。
ですので、まずは出会う人の良いところを見つけるようにして、人に歩み寄る努力をしてみましょう。
そうして少しずつ周りの人への警戒心を解いていくというのが、この場合に必要な人間不信の克服方法になります。
☆人間不信になる原因(2)【騙された経験がある】
人間不信になる原因の2つ目は、過去に人から騙されたという経験があるという事です。
騙されると言ってもいろいろなシーンがあるでしょう。
友達に利用されてしまったり、信用していた人から悪徳商法に勧誘されて取り返しのつかないことになってしまったり。
また詐欺などに引っかかってしまったという人もいるかもしれませんね。
この詐欺の場合でしたら、次回以降詐欺に騙されないようにするためにある程度の警戒心が必要だと言えますが、度を超えて人間不信になってしまう場合も十分にあります。
このような人に騙されて傷を負ってしまう人は、元々人を信用しやすい心理を持っている人が多いです。
心が広く、優しい性格を持つ人ほど、心無い騙すという行為に引っかかってしまいやすいのです。
恋愛面においては、「思わせぶり」というのも騙す行為に含まれます。
いかにも好意があるかのように見せかけておいて、実は遊ばれていただけだったなんてこともあるでしょう。