仲間たちが卒業していく中、店に残ったワケ
流行語を受賞しメイドブームが一段落すると、2007年にhitomiさんが加入していたあっとほぉーむカフェの音楽ユニット「完全メイド宣言」が解散。一緒に頑張ってきたメンバーがこれを機にメイドを辞める中、hitomiさんも悩んだそう。
「私以外のメンバーは他のお仕事に就いたり、達成感と共に清々しくメイドを卒業しました。みんながいたから頑張ってこられたので、私も辞めたほうがいいのかなと思った時期もあったんですが、辞めたくなくて……。これまで積み重ねてきたものを手放したくない。みんながいなくなって私までメイドを辞めてしまったら、大好きだったものがなくなってしまうような気がしたんです。それを守るためにメイドを続けようという使命感にかられて、その後もメイドを続けました」
“永遠の17歳”、年齢について思うこと
メイドの世界観を大切にしているhitomiさんは“永遠の17歳”と称していますが、現実はそういうわけにもいきません。アイドルのようなイメージがあるメイドですが、自身の年齢とhitomiさんはどう向き合っているのでしょうか?
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「若い子たちの中で“永遠の17歳”でいることは、ふと我に返るとものすごく頑張っているなと思うこともあります。勢いのある子が入店してきたりもするので、全く焦りがないと言えば嘘になります。でも意識しているのは、メイドブームのときに感じた“自分の役割”。私は“志賀瞳”としてお店を運営している会社の役員としての立場もあるし、メイド歴17年の私だからこそできることや、若い子だからこそ頑張ってもらいたいことを見定めています」