人の幸せを喜べないのは、どんなとき?
友達から喜びの報告があったとき。一緒に喜んで見せたものの、ショックや悔しい気持ちを悟られないように、ぐっと隠した。誰しもそんな経験があるでしょう。それはどんなシーンでしたか。
<人の幸せを喜べないとき>親しい友達に彼氏ができたとき
いつも一緒に遊びに行ったり、食事に行ったりして、仲良くつきあってきた女友達。そんな友達に彼氏ができたとたん、自分との付き合いが減ってしまい、会えば、彼氏の話題ばかり。一緒に出かける機会も減り、次第に疎遠になっていく…。女の友情は、ハムより薄いと例えられることがあります。彼氏との楽しかったデートの話を聞かされても、苦痛でしかない。そんな時もあるでしょう。友達の幸せを喜びたいけれども、人の幸せを喜べない自分が悪いのか、心が狭いのか。悶々と悩んでしまいます。
<人の幸せを喜べないとき>親しい友達からの結婚報告
友達からの結婚報告も、彼氏ができたとき同様、女の友情が試されるときかもしれません。結婚報告をしてくれた友達が目の前にいると、心の中では、嫉妬、焦り、失望を感じ、人の幸せを喜べない自分がいるのに、笑顔で「おめでとう!」「よかったね」なんて言わなくてはいけない。そんな自分が嫌になることもありますね。自分にも彼氏がいれば、まだ心の平静さを保っていられるのですが、彼氏がいないときの結婚報告ほど、つらいものはないでしょう。自分だけが取り残されたような、孤独を感じるとともに、人の幸せを喜べない自分のことも、嫌いになるかもしれません。
<人の幸せを喜べないとき>妊活仲間からの妊娠報告
妊活中、いろいろと情報交換しあったり、悩みを相談したり、愚痴を言い合ったりしながら、仲良くなった妊活仲間がいる人も多いでしょう。同じ会社の人だったり、学生時代の友達だったり。そんな中、妊活中の仲間からの妊娠報告。報告してくる友達も、十分相手の気持ちを配慮して伝えてくると思いますが、正直に言うと、全く落ち込まないかと言えば、そんなことはなくて…。素直に喜ぶことができず、複雑な気落ちになるでしょう。
<人の幸せを喜べないとき>同期や後輩が、仕事で評価された
仕事場でも、人の幸せを喜べないときがあります。自分も仕事で頑張っているのに、同期や後輩のほうが先に上司に評価され、プロジェクトのリーダーを任された。自分が仕事を教えてきた後輩が、先に昇進した。同じスタートラインに立っていた同期や、年下の後輩に追い抜かれてしまう気持ちは、想像以上につらいものであるでしょう。素直に喜んであげたい気持ちよりも、嫉妬やがっかりした気持ちのほうが強いかもしれません。一緒に仕事をしたくない、口もききたくない気持ちにもなるかもしれません。人の幸せを喜べないまま、仕事を続けるのもつらく、転職を考えてしまうかもしれません。
<人の幸せを喜べないとき>受験で友達だけが合格
都市部では小学校受験、中学校受験がさかんです。同じ幼稚園、学校の友達同士で、同じ塾に通うこともあります。志望校も同じで、一緒に勉強を頑張った仲間もいるでしょう。同じ志望校を受けたものの、我が子は不合格なのに、友達は合格。そんなことも珍しくありません。友達やその母親には、「おめでとう!」なんて言ったものの、心の中では泣いていた、ということもあるでしょう。自分の子供も頑張ったのに、どうして不合格なの…。現実を受け入れられず、人の幸せを喜べない、余裕のない自分がいるはずです。